信州らしい峠越え
県境の峠を挟み高山村と万座温泉を繋ぎ、志賀草津道路へと至る。新緑と紅葉、そして表情を変える道の変化が楽しい。長野県側は県道112号、毛無峠へとの分岐からは、県道466号、群馬県側も同じく県道446号で、県道466号の万座温泉までの区間は上信スカイラインとも呼ばれている。
高山村から万座温泉へと抜ける県道112号。県境を跨ぐだけに標高をグングンと上げ、タイトなコーナーが連続する。峠に近づくと木々の高さは低くなり、天空へと飛び出すかのような気分で走れる。新緑と紅葉時期が特にすばらしい。
▲高山村側の入口。緩やかな上りが続く(7月):ポイントA
▲しばらく沢沿いを走る。沢を離れると木々に覆われ、一気に険しい道になる(7月):ポイント1
▲ぐるりと回り込むタイトなコーナーの連続で、カーブミラーが近く、そこに自分の姿を写しながら走る。ここは東屋もある湯峰公園の駐車場前(7月):ポイント2
▲湯峰公園からは、県道66号沿いの山田牧場が見える(7月):ポイント2
▲湯峰公園を越えると木立の切れ間から善光寺平、北信五岳の展望が開ける(5月):ポイント3
▲峠に近づくと木々も低くなり、頭上がパッと明るくなる。遠く南側に北アルプスの稜線も顔を出す(5月):ポイント4
毛無峠への分岐を過ぎる辺りからは、ゆっくりと標高を下げ、万座温泉に至る。スカイラインと呼ばれるだけに、高い木々に覆われることはなく、展望が開ける場所が随所に現れる。ひたすら峠へと登ってきた長野県側とは道の表情が一変する。路肩にはクマザサが生い茂り、ヘヤピンカーブと言えるようなタイトなコーナーは姿を消す。万座峠を越え、リフトらしき建造物が見えるとすぐに万座温泉へと至る。
▲長野県の県道66号線、山田牧場から傘ケ岳へのルートが見渡せる(10月):ポイント5
▲クマザサが生い茂るアップダウンの少ない道が続く(10月):ポイント6
▲万座峠の手前、志賀草津道路が間近に見える(5月):ポイント7
万座温泉からは交通量もぐっと増えて、道幅が広がりセンターラインのある整備された道になる。
▲志賀草津道路との合流地点。道のうねうねが美しい(10月):ポイント8
周囲を山に囲まれた信州らしい峠越えルートだ。
私の満足度 | |
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全長 | 26km |
直近訪問日 | 2015年5月 |
所在地 | 高山村牧〜嬬恋村千俣 |