「四季」カテゴリーアーカイブ

清水寺(紅葉)

赤と緑のコントラストが鮮やか

 信濃三十三観音霊場の十六番札所の清水寺の紅葉は、山門から観音堂へと続く石段を覆うようにもみじが伸びていて、紅葉のトンネルになっている。さらに両側にある大杉と、その隙間からのぞく青空が紅葉の美しさを際立たせる。

▲山門をくぐったところ(撮影2018年11月14日)

▲山門をくぐったところ(撮影2018年11月14日)

▲本堂の裏手(撮影2018年11月14日)

▲本堂の裏手(撮影2018年11月14日)

▲山門を見下ろす(撮影2018年11月14日)

▲山門を見下ろす(撮影2018年11月14日)

▲見上げるとそこには杉の緑、空の青も目に飛び込んでくる(撮影2018年11月14日)

▲見上げるとそこには杉の緑、空の青も目に飛び込んでくる(撮影2018年11月14日)

 清水寺は、大正5年の大火で焼失したが、かつては三重塔もそびえる名刹で、石段を上り詰めたところには昭和に建立された迫力のある懸崖造り観音堂が建っている。観音堂まではクルマでも行けるが、一度は名刹の名残を残す石段を上ってみたいところ。途中ボロボロに崩れ落ちてしまった石段に、この寺の栄枯盛衰が感じられる。

 境内は参観無料。駐車場も用意されている。

私の満足度
シーズン 秋[11月]
公式HP ながの観光net
直近訪問日 2018年11月
所在地 長野市若穂保科

千曲川堤防の桜堤

全長4kmの迫力

▲まっすぐに伸びる桜並木(撮影2015年5月1日)

▲まっすぐに伸びる桜並木(撮影2015年5月1日)

▲桜のトンネルができている(撮影2015年5月1日)

▲桜のトンネルができている(撮影2015年5月1日)

 信州の桜シーズンの最後が小布施橋たもとの八重桜だ。橋の上流側に342本、下流側に185本と圧倒的な存在感を見せる。しかも、土手の片側に2列、または3列に植えられていて、きれいな花の屋根を作ってくれる。

 ここに植えられた八重桜は「一葉」という品種で、比較的遅咲き。例年、ゴールディんウィーク頃に見頃を迎える。

私の満足度
シーズン 春[4月下旬〜5月上旬]
公式HP さわやか信州旅.net
直近訪問日 2018年5月1日
所在地 小布施町山王島

黒部のエドヒガン桜

田んぼの中の孤高の桜

▲周囲の景観や背景と一緒に楽しめる桜

▲周囲の景観や背景と一緒に楽しめる桜(撮影日:2016年4月19日)

 なだらかな山間地帯に広がる田んぼの中にポツンと伸びる孤高の桜。高山村の街並み越しに飯綱山を遠望できる。樹のたもとにある田んぼには菜の花が植えられていて、同時に見頃を迎えるため、黄色とピンクのコントラストも美しい。
案内板には下記のように書かれている。

 黒部集落の南の水田地帯の一角にあり孤高の気高さを漂わせています。
 幹周約7m、樹高約13m、樹冠約15m。黒みのある主幹が2本あり、1本は垂直で他は斜めに伸びて枝がはうように広がっています。
 花の赤みが濃く、多くの写真愛好家が訪れます。村指定の天然記念物で、樹齢は推定500年余り。村の五大桜の1つといわれています。
私の満足度
シーズン 春[4月中旬〜下旬]
公式HP さわやか信州旅.net
直近訪問日 2016年4月
所在地 高山村黒部

赤和観音のしだれ桜

観音堂も必見

▲お堂を見上げるように立つしだれ桜(撮影2016年4月19日)

▲お堂を見上げるように立つしだれ桜(撮影2016年4月19日)

 高山村五大桜の一つ。赤和観音の参道入口に咲くしだれ桜。明らかに斜めになり、支えがなければ今にも倒れそうな桜だが、花は元気に咲き誇っている。そばに石塔が置かれ、六地蔵も並び、信仰の場所であったことをうかがわせる。案内板には下記のように書かれている。

 樹高約15m、推定樹齢200年余りで、比較的桜の赤みが濃いのが特徴です。崖上にあり、支柱で支えられながら山側に伸ばした太い根のみで踏ん張っていて、生命力の旺盛さを見せています。
 村の五大桜の1つといわれています。

▲懸崖造りの観音堂

▲懸崖造りの観音堂

 ここは桜もさることながら「赤和観音」がすごかった。観音堂まで登る急斜面の石段は今にも崩れそうな感じだし、崖に突き出したお堂も細い柱に支えられてあやうい感じ。お堂のとなりには樹齢400年の大杉がり、その背後の崖には、祠もある。ちょっと歩くだけだが、信仰の場としての険しさが感じられる。桜見物にあわせて参拝してみてはどうだろう。

私の満足度
シーズン 春[4月中旬〜下旬]
公式HP さわやか信州旅.net
直近訪問日 2016年4月
所在地 高山村赤和

中塩(なかしお)のしだれ桜

民家に似合う素朴な桜

▲ロケーションが最高(撮影2013年4月28日)

▲ロケーションが最高(撮影2013年4月28日)

 高山村五大桜の一つ。枝の張り方が美しく「八頭身美人をみるがごとく優雅」と説明書きに書かれていた。樹齢は150年程と五大桜の中では若い方で、は何も勢いがある。今はトタン屋根になっているが、多分茅葺だっただろう土壁の家とともに時代をタイムスリップした感覚を味あわせてくれる。

私の満足度
シーズン 春[4月中旬〜下旬]
公式HP さわやか信州旅.net
直近訪問日 2013年4月
所在地 高山村なかひら

坪井のしだれ桜

お墓の上に咲く桜

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▲お墓を守るように咲いている(撮影2013年4月28日)

 高山村五大桜に数えられ、日本彼岸桜見立番付(石川県巨樹の会)で西の小結に選定された名木。樹齢600年、樹高は約10m。幹の周りは墓所になっており、その組み合わせが、しんみりとした感じがして感慨深いものがある。

私の満足度
シーズン 春[4月中旬〜下旬]
公式HP さわやか信州旅.net
直近訪問日 2013年4月
所在地 高山村三郷

水中(みずなか)のしだれ桜

北信五岳を望むしだれ桜

▲ロケーションが最高(撮影2012年5月1日)

▲ロケーションが最高(撮影2012年5月1日)

高山村五大桜に数えられる1本。樹齢推定250年、樹高約22m。北信五岳を望む高台に立ち、そのロケーションが実に清々しい。シーズンにはすぐ近くに駐車場が設けられアクセスもいい。

私の満足度
シーズン 春[4月中旬〜下旬]
公式HP 高山村ホームページ
直近訪問日 2016年4月
所在地 高山村水中

あんずの里

見渡す限りの花、花、花

「一目十万本」「日本一のあんずの里」と言われるあんずの果樹園が、なだらかな傾斜地に広がる。

 2014年の4月中旬に訪ねたが、一部には花吹雪が舞うほどの満開だった。あんずってどんな花なのかまったく知らなかったが、桜に似たあわいピンク色。枝にびっしりと花が咲く。桜とは花のつき方が違う。

▲まさに一面の杏の花

▲まさに一面の杏の花

▲さくらの花によく似ている

▲さくらの花によく似ている
私の満足度
見頃 4月上旬〜中旬
直近訪問日 2014年4月
公式HP 千曲市観光協会
所在地 千曲市森