大湯としての風格たっぷり
素敵な温泉が点在する高山村にあって、唯一温泉街を形作る山田温泉のシンボルが大湯。朝6時から営業している公衆浴場だ。平成元(1989)年に立て替えられた建物は、大湯としての風格を十分に感じさせてくれる。浴室も木がふんだんに使われ、外観から受ける期待をいささかも裏切らない。
▲古風な外観。戸外には無料の足湯も
▲木のぬくもりにつつまれた浴室
源泉は66度以上と高温なので、2つある浴槽は、約45度の「あつ湯」と約41度の「ぬる湯」に湯温調整(受付のおじさんに聞いた話)されている。調整されていると言っても、あつ湯は知らずに入るとびっくりする熱さ。その反動からかぬる湯は41度のハズだが、ずいぶんとぬるく感じる。無色透明の湯は、湯の花が浮遊し、硫黄の香りもぷんぷん。おすすめの一湯だ。
入浴料 |
400円 |
泉質 |
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 |
低張性中性高温泉(PH:7.02) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
°C(気温°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年9月 |
HP |
高山村ホームページ |
所在地 |
高山村奥山田 |
田んぼの中の孤高の桜
▲周囲の景観や背景と一緒に楽しめる桜(撮影日:2016年4月19日)
なだらかな山間地帯に広がる田んぼの中にポツンと伸びる孤高の桜。高山村の街並み越しに飯綱山を遠望できる。樹のたもとにある田んぼには菜の花が植えられていて、同時に見頃を迎えるため、黄色とピンクのコントラストも美しい。
案内板には下記のように書かれている。
黒部集落の南の水田地帯の一角にあり孤高の気高さを漂わせています。
幹周約7m、樹高約13m、樹冠約15m。黒みのある主幹が2本あり、1本は垂直で他は斜めに伸びて枝がはうように広がっています。
花の赤みが濃く、多くの写真愛好家が訪れます。村指定の天然記念物で、樹齢は推定500年余り。村の五大桜の1つといわれています。
私の満足度 |
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シーズン |
春[4月中旬〜下旬] |
公式HP |
さわやか信州旅.net |
直近訪問日 |
2016年4月 |
所在地 |
高山村黒部 |
観音堂も必見
▲お堂を見上げるように立つしだれ桜(撮影2016年4月19日)
高山村五大桜の一つ。赤和観音の参道入口に咲くしだれ桜。明らかに斜めになり、支えがなければ今にも倒れそうな桜だが、花は元気に咲き誇っている。そばに石塔が置かれ、六地蔵も並び、信仰の場所であったことをうかがわせる。案内板には下記のように書かれている。
樹高約15m、推定樹齢200年余りで、比較的桜の赤みが濃いのが特徴です。崖上にあり、支柱で支えられながら山側に伸ばした太い根のみで踏ん張っていて、生命力の旺盛さを見せています。
村の五大桜の1つといわれています。
▲懸崖造りの観音堂
ここは桜もさることながら「赤和観音」がすごかった。観音堂まで登る急斜面の石段は今にも崩れそうな感じだし、崖に突き出したお堂も細い柱に支えられてあやうい感じ。お堂のとなりには樹齢400年の大杉がり、その背後の崖には、祠もある。ちょっと歩くだけだが、信仰の場としての険しさが感じられる。桜見物にあわせて参拝してみてはどうだろう。
私の満足度 |
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シーズン |
春[4月中旬〜下旬] |
公式HP |
さわやか信州旅.net |
直近訪問日 |
2016年4月 |
所在地 |
高山村赤和 |
民家に似合う素朴な桜
▲ロケーションが最高(撮影2013年4月28日)
高山村五大桜の一つ。枝の張り方が美しく「八頭身美人をみるがごとく優雅」と説明書きに書かれていた。樹齢は150年程と五大桜の中では若い方で、は何も勢いがある。今はトタン屋根になっているが、多分茅葺だっただろう土壁の家とともに時代をタイムスリップした感覚を味あわせてくれる。
私の満足度 |
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シーズン |
春[4月中旬〜下旬] |
公式HP |
さわやか信州旅.net |
直近訪問日 |
2013年4月 |
所在地 |
高山村なかひら |
お墓の上に咲く桜
▲お墓を守るように咲いている(撮影2013年4月28日)
高山村五大桜に数えられ、日本彼岸桜見立番付(石川県巨樹の会)で西の小結に選定された名木。樹齢600年、樹高は約10m。幹の周りは墓所になっており、その組み合わせが、しんみりとした感じがして感慨深いものがある。
私の満足度 |
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シーズン |
春[4月中旬〜下旬] |
公式HP |
さわやか信州旅.net |
直近訪問日 |
2013年4月 |
所在地 |
高山村三郷 |
北信五岳を望むしだれ桜
▲ロケーションが最高(撮影2012年5月1日)
高山村五大桜に数えられる1本。樹齢推定250年、樹高約22m。北信五岳を望む高台に立ち、そのロケーションが実に清々しい。シーズンにはすぐ近くに駐車場が設けられアクセスもいい。
私の満足度 |
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シーズン |
春[4月中旬〜下旬] |
公式HP |
高山村ホームページ |
直近訪問日 |
2016年4月 |
所在地 |
高山村水中 |
大迫力の裏見の滝
滝の裏側に回ってみることができる裏見の滝。
落差は30m。残念ながらその全貌を写真に収めることができなかったが、滝壺の雰囲気も、滝の裏側の様子も間近で見られるだけに迫力満点。特に滝の裏側は、天井からぽたぽたとしずくが落ちてきて臨場感がある。
滝までおりる階段は少し急だが、きちんと整備されているので、歩き易い。県道脇の駐車場から滝まで、案内の掲示板には142mとあるが、そんなにあるようには感じられない。
▲10月の雷滝。水量は豊富で轟々と音をたてて落ちてゆく
▲裏側はぽたぽたと水滴が落ちてくる
迂回路として通行可能に
▲谷に向かって展望が広がるところも
▲全線、整備された砂利の浮く道。道幅は広い
いつもは通行禁止になっている中日影林道が万座道路の「迂回路」としてたまたま通行可になっていたので、走ってみた。
走り始めるとすぐに未舗装路、道幅もたっぷりで、なぜ、これが解放されていないのか不思議で仕様がないほどよく整備された道だった。まあ、県道112号があればあえて空けておく必要の無い道なのかも知れない。
ジャリは浮いているが、路面はしっかりと締まっており、直線も適度にあり、コーナーもそれほどタイトではない。眺めもよく、新緑に囲まれ、全長8km、楽しみながら走れる林道だ。
私の満足度 |
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全長 |
8km(未舗装区間:8km) |
直近訪問日 |
2014年5月 |
所在地 |
高山村 |
外観が素敵な日帰り温泉
▲正面玄関。野菜の直売所やおやきのお店などが隣接する
▲裏側の外観。モダンな造りになっている
▲展望が効く半露天風呂
▲内湯は木のぬくもりが感じられる
最初の印象があまり良くなかったのと、高山村にはいい温泉がいっぱいあるので、1度行ったきりで、どんな温泉だったか、記憶が薄れてきたので、再訪した。
2度目の蕨温泉は、最初程印象は悪くなかった。お湯は循環で殺菌されていて、露天からの眺めも、なんとか北アルプスが遠望できるが、すぐ前の木々、目隠しの柵に囲まれてぱっとしない。でも、建物自体に趣があるのだ。
お湯は熱からずぬるからず、のんびりとつかることができる。
入浴料 |
400円 |
泉質 |
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 |
( 低張性弱アルカリ性高温泉 ) |
PH:7.90 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年11月 |
HP |
高山村ホームページ |
所在地 |
高山村奥山田 |
野趣あふれる混浴露天
▲趣のある入口あり。ただし、冬期は階段が滑りやすいということで閉門されて旅館側の入口からしか入れない。
▲視界は開けないが、自然に包まれた感がmaxの混浴露天風呂。立ち上がると渓流の流れも視界に入る。
県道66沿いに立派な看板があるので、場所はすぐにわかる。そこからトコトコと川に向かって降りていくと、受付、食堂、そして温泉棟がある。
この温泉の魅力は、なんといっても露天風呂。自然の地形を活かして作られた岩風呂。新緑、紅葉、雪景色と四季折々の雰囲気をたっぷりと楽しめる。奥行き17mあるという広さの湯船に、2つの源泉から湯の花漂う100%掛け流しの湯が滔々と注がれている。源泉は50度以上と高温だが、39度から42度に調整されていて、程よい温度の湯につかることができる。入口側から、少しずつ深くなっていて、湯温も若干だが、だんだんと温くなっていく。景色良し、お湯良し最高の露天風呂だ。
特筆すべきは、ここが混浴だということ。内湯は別々で、そこから露天に抜けると混浴になる。すばらしい露天風呂だからか、家族連れ、カップルで利用する人も多い。それだけに男一人では、入りにくいことも…。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
カルシウム・ナトリウム-硝酸塩・塩化物温泉 単純温泉 |
弱アルカリ性低張性高温泉 |
PH:7.9/7.6 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2018年7月 |
HP |
滝の湯 |
所在地 |
高山村奥山田 |
平日昼ならゆったりつかれる
▲2014年夏、休憩室が増築された
▲木のぬくもりと茶褐色の湯のぬくもりで心も体もあたたまる
ヒノキ(?)造りのゆったりとした内湯に、掛け流しの湯がたっぷりと注がれる。空気にふれると褐色ににごり木造の建物とあいまって情緒たっぷり。大きな窓から周囲の緑が目に入る。木と温泉のぬくもりをたっぷりと感じられる。2012年をもって閉館のうわさも合ったが、常連さんの声に押されて営業を継続。湯は加温されており、季節によって適度な温度が保たれている。
2019年8月、久しぶりに尋ねてみると、浴室の湯船の縁にあった柱が消え、シャワー付きの洗い場が増設されていて驚いた。
常連客は朝夕に多いとか。特に平日は11時から15時頃が比較的空いているようだ。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 |
等張性中性温泉(PH:6.50) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
°C(気温°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年10月 |
HP |
http://www.koyasu-onsen.com |
所在地 |
高山村牧 |
2021年1月4日閉館
乳白色の湯なのに、なぜかお尻が真っ黒に
▲右側の建物が食堂で、左側に並んでいるのが浴室
七味温泉入口にある日帰り温泉。緑の山々に囲まれた広々とした湯船、乳白色の湯が最高に気持ちいい。湯船の底に触ったお尻とか手が真っ黒になるところにも源泉掛け流しの本物の温泉を感じる。座るとちょうど肩までつかれる深さ。熱々の湯が注がれており、広い露天だが湯は熱め。
脱衣所の脇には、内湯も用意されている。こちらが湯はちょっと温めに感じる。洗い場にはシャンプー、ボディソープも備え付けられている。
▲露天風呂
▲内湯
入浴料 |
700円 |
泉質 |
単純温泉 |
低張性中性高温泉(PH:6.60) |
湧出量 |
880L/分 |
源泉温度 |
62.5°C(気温30°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年10月 |
HP |
七味温泉ホテル渓山亭恵の湯 |
所在地 |
高山村七味 |
信州は山々に囲まれたでっかい盆地。日本の他では見られない景色が広がっています。 そんな雄大な景色を見ながら走れる道。たどり着いた先には、この雄大な風景を一望するビュースポット、そして疲れを癒してくれる温泉があります。 日本屈指のツーリングパラダイスが信州です。