うっすらと緑がかった名湯
渋峠の九十九折の道を急激に下り、勾配がなだらかになったあたりに熊の湯温泉がある。スキー場があり、10軒ほどのホテルが並ぶ。その中の1軒が熊の湯ホテルで、ここの温泉がいろいろなところで紹介されている。
▲熊の湯ホテル全景
ホテルは志賀草津道路からちょっと入り込んだところにあり、裏山が熊の湯スキー場。かつてスキーがブームだった頃はかなり賑わっただろうという感じのちょっとくたびれた感のある外観だった。
▲温泉施設
温泉施設は、ホテルの端に建っている。大湯造りといった感のある、宿泊棟とは趣を異にする素敵な建物だ。中は外観以上に趣がある。
▲檜の浴槽にはエメラルドグリーンの湯がみたされている
脱衣所には籐製の脱衣カゴが並び、いい感じ。一歩浴室に足を踏み入れるとうっすらとエメラルドグリーンの湯がみたされて檜の浴槽が目に入る。43度に加水して調整された湯は、熱からずぬるからず、いい加減の湯。湯の花が浴槽の下に沈み、少しヌルヌルとする。口に含むと、ちょっとだけ苦味を感じるものの、ほとんど無味。
内湯から、露天に抜けると、内湯の浴槽とほぼ同じ大きさの岩風呂がある。周囲には池があり、人口の滝から水が流れ落ちる。湯は内湯から注がれるのか、内湯に比べてかなりぬるい。滝の音が少々うるさいが、露天は長湯が楽しめる。
外来入浴の時間は12時30分から15時30分(土日祝は15時)。入浴料は1,000円でタオル付き。シャンプー、石鹸、ドライヤーの完備しているので、手ぶらでも楽しめる。
入浴料 |
1,000円 |
泉質 |
含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉 |
低張性弱アルカリ性高温泉(PH:7.5) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年5月 |
HP |
熊の湯ホテルホームページ |
所在地 |
山ノ内町平穏 |
国道の日本最高地点
▲国道最高地点。標高が高いだけに、荒れた天候になることも(撮影:2011年6月5日)
群馬の草津温泉と長野の渋温泉を結び、国道の日本最高地点を通るスカイライン。約50kmの区間には、様々な風景が広がり、道自体もタイトコーナーあり、高速コーナーあり、アップダウンありと走り自体も楽しい。ただし、標高2000mを超える地点は、天候の変化も激しく、麓が快晴でも暴風雨にさらされることもある。快晴の日を選んで走りたい。
▲志賀草津道路のハイライト区間。国道最高地点から群馬側に下ったところ(撮影:2012年7月31日)
私の満足度
全 長 約50km
所 在 地 長野県〜群馬県
直近訪問日 2015年5月
日帰りで入れる唯一の外湯
▲建物は通りの一段下に。階段を下ると入口がある
▲シンプルな矩形の浴槽、この他にサウナ風蒸し風呂がある
渋温泉街には9つの外湯があり、渋温泉に宿泊すると外湯巡りが楽しめる。宿泊者以外に解放されているのが唯一大湯。観光案内所で500円を支払い、大湯周辺の旅館や土産物屋にカギを開けてもらう。通りから一段低い位置にある。建物自体の情緒はいまひとつだが、階段を下りていくというおもしろさはある。
湯船は大湯らしい風情がある。ほんのわずかにごりのある湯は、長くはとても入れない熱さ。さっと入って、湯船の縁に座り足湯を楽しんだ。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム-硝酸塩・塩化物温 |
低張性弱酸性高温泉 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2012年3月 |
HP |
渋温泉旅館組合公式ホームページ |
所在地 |
山ノ内町平穏
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駅に隣接した日帰り温泉
2003年にできた比較的新しい温泉。シャンプーや石けん、ドライヤーも無料で使用でき、清潔感あふれる日帰り入浴施設。こぢんまりとした露天もあり10人程度は入れる。ただ、周囲は壁に囲まれ空しか見えない。浴室の様子は山ノ内町のHPで。
▲旧駅舎の奥に楓の湯が建つ
▲休憩室から、ホームに停まる電車が見える
入浴料 |
300円 |
泉質 |
ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉 |
低張性弱アルカリ性高温泉 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2012年3月 |
HP |
山ノ内町公式サイト |
所在地 |
山ノ内町平穏
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信州は山々に囲まれたでっかい盆地。日本の他では見られない景色が広がっています。 そんな雄大な景色を見ながら走れる道。たどり着いた先には、この雄大な風景を一望するビュースポット、そして疲れを癒してくれる温泉があります。 日本屈指のツーリングパラダイスが信州です。