戸隠バードライン(七曲がり)

林間を走る高原爽快ルート

 戸隠バードラインは、善光寺裏手から戸隠へと向かう高原の快走ルートだが、1985年(昭和60年)の地滑りで、一部区間が廃道になってしまい、現在は七曲がりと呼ばれる、超ぐるぐるルートによって長野市街側からのアクセスとなる。

▲七曲がり。ネットに囲まれた面白い道

▲七曲がり。ネットに囲まれた面白い道

 善光寺側からアクセスすると、まず七曲がりを抜けるのだが、この七曲がりは、防雪の囲いの中、まるで鳥かごの中を走るような感じになる。その名の通り道は曲がりくねっていて、なおかつ勾配は急。にもかかわらず、戸隠から長野市街への通勤路になっているのか、時間帯によっては多くのクルマとすれ違うことになる。交通量もある道としては非常に変わった部類に入るのではないだろうか。

 この鳥かごの中の道を抜けると、しばらくくねくねの上りだが、戸隠バードラインに出ると、状況は一変する。

▲アップダウンのあるストレート

▲アップダウンのあるストレート

▲木漏れ日を浴びて走れて、夏でも清涼感たっぷり

▲木漏れ日を浴びて走れて、夏でも清涼感たっぷり

 ストレート区間が随所に現れ、林に囲まれた、高原ルートになる。新緑のシーズンはもちろん、ツーリングシーズンと呼ばれる季節には、バイクに乗っていてよかったと実感できること間違いなし。アップダウンのあるストレート区間は特に気持ちいい。

 大座法師池からは、戸隠らしいリゾート施設やお店も多く見られるようになる。さらに、鬼無里から通じる県道36号と合流すると、旅館や土産物屋も並び、やがて戸隠神社宝光社に到着する。

 正確にどこまでを戸隠バードラインと呼ぶのか不明だが、県道36号の合流地点あたりが終点になるのだろう。しかし、宝光社、中社、奥社と抜けるた後の県道36号も素晴らしい。戸隠神社の参拝を終えたら、ぜひとも信濃町まで一気に県道36号を走り抜けて欲しい。夏のシーズンなら信濃町で焼きたてのトウモロコシを食べるのがおすすめだ。

私の満足度
全長 15km
直近訪問日 2014年7月
所在地 長野市箱清水〜戸隠