古代ロマン感じる絶景スポット
▲古墳からの眺め
1600年程前、科野の国を収めていた豪族の墓とされる森将軍塚古墳は、道路脇の森将軍塚古墳館から20分程上ったところにある。歴史的史跡なのだが、標高約500mの古墳からの眺めは絶景だ。
古墳まで道路は整備されているのだが、一般車は通行禁止。送迎バス(有料)か、徒歩でとぼとぼと歩いて登る。バスの通る舗装路を登るのもいいが、山肌を左側に回り込むように登る散策路がオススメだ。後半は急なつづら折の道になるが、こちらが近く感じられるし、景色も楽しめる。なにより、登山の雰囲気もある。
▲散策路で登るのがオススメ
▲きれいに復元整備された古墳
平成3年度まで約11年かかって復元された、前方後円墳の森将軍塚古墳は、当時と同じ工法、材料を使ったと謳われているだけに、その全貌が見えるとちょっと感動ものだ。その姿とともに素晴らしいのが、古墳上からの眺め。上信越道が右手、北陸新幹線が左手にまっすぐ貫く、善光寺平を一望する。晴れた日には山際をくっきりと浮かび上がらせる山容が美しい。
森将軍塚古墳館(200円)も古墳内部の様子がわかる展示がなされており、見学の価値はある。
私の満足度 |
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公式HP |
千曲市観光協会 |
直近訪問日 |
2015年3月 |
所在地 |
千曲市屋代 |
繊細な美しさ
柱状節理のような滝の岩肌を、ミストシャワーのように水が流れ落ちる。その水滴がきらきらと輝いて美しい。豪快さはないが、日本の滝百選に勝るとも劣らない素敵な滝だ。水量が少ないために滝壺はない。落差は30m程度。
▲キラキラと輝く水滴がきれい
滝の横には阿弥陀堂、少しは離れたところに観音堂が建つ。通称清滝観音堂の正式名称は「明真寺観音堂」で、阿弥陀堂は奥の院になる。信濃33番札所の第11番。由緒ある建物なのだ。
▲ひっそりと佇む清滝奥ノ院阿弥陀堂
▲清滝観音堂
私の満足度 |
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公式HP |
ながの観光Net |
直近訪問日 |
2010年5月 |
所在地 |
長野市松代 |
徒歩30分で別世界の大展望
姨捨の千枚田から望む善光寺平の景色をさらに高地から覗き込むように眺められるのが冠着山(かむりきやま)山頂だ。
さらに、この冠着山からは一部木々に覆われているものの、周囲の山々を見渡すことができる。しかも、その絶景を手に入れるのに、たった30分、整備された山道を登るだけでいいのだ。
▲善光寺平の全体像が手に取るようにわかる
▲戸倉上山田温泉街から聖高原へと抜ける県道498号線の途中にある登山道の入り口「鳥居平」。ここからなら徒歩30分で山頂に
善光寺平随一の眺望を誇る
善光寺裏から善光寺の雲上殿へ向かう道を登り突き当たると地附山公園に至る。かつては戸隠バードラインへと繋がっていたが、大規模な地滑りを起こし、復旧できなくなってしまった。その跡地につくられたのが地附山公園だ。ここが善光寺平随一と言っていい眺望スポットなのだ。
▲公園上部から入り口付近を見下ろす。銀色に見えるのが滑り台
▲公園入り口付近の道路から。長野市街に吸い込まれるように下っていく
入り口のところに駐車場が設置され、そこからトボトボと歩いて最上部に登ると、そこに展望台と緑地広場がある。展望台からの眺めがすごい。合併に合併で面積も広〜い長野市だが、38万の人口を誇る長野県の県庁所在地だということを思わせる建物がびっしりと並んだ景色が広がり、模型を見ているかのように見渡せる。
善光寺から10分もかからない立地だが、市街の喧騒とは別世界、4月中旬の土曜日に訪ねた時は、青空の広がる緑地広場には親子連れが遊び、桜のシーズンということもあり、レジャーシートを広げる若者たちもいた。日がな一日、ここで花を見ながら、いっぱいやるのは最高だろうなぁと思わせてくれた。
展望台からは斜面の地形を利用して、途中にはいくつかの滑り台が設置されているので、それをつないで降りることもできる。この日も親子連れが楽しそうに滑り降りていた。
私の満足度 |
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直近訪問日 |
2015年4月 |
公式HP |
長野市ホームページ |
所在地 |
長野市大字上松 |
大迫力の裏見の滝
滝の裏側に回ってみることができる裏見の滝。
落差は30m。残念ながらその全貌を写真に収めることができなかったが、滝壺の雰囲気も、滝の裏側の様子も間近で見られるだけに迫力満点。特に滝の裏側は、天井からぽたぽたとしずくが落ちてきて臨場感がある。
滝までおりる階段は少し急だが、きちんと整備されているので、歩き易い。県道脇の駐車場から滝まで、案内の掲示板には142mとあるが、そんなにあるようには感じられない。
▲10月の雷滝。水量は豊富で轟々と音をたてて落ちてゆく
▲裏側はぽたぽたと水滴が落ちてくる
四季折々の景観が楽しめる
千枚以上の棚田が広がる姨捨。田んぼそれぞれに月を映す姿が美しく「田毎(たごと)の月」とも呼ばれ、芭蕉や一茶が歌の題材にもしている景勝地。
「おもかげや 姥ひとりなく 月の友」芭蕉
「姨捨の くらき中より 清水かな」一茶 など
この棚田、3つの地域に分かれているて、その中のひとつが「四十八枚田」で、これが田毎の月を映し出した棚田になる。
▲中段から見る千枚田の眺め
▲姨捨公園から善光寺平を一望
棚田も美しいが、眼下に広がる善光寺平の景色がすばらしい。四季折々で変化する棚田の姿と広々とした盆地の眺め、両方が楽しめる。
棚田の上の方には姨捨公園、JR姨捨駅ホームから、さらに一段高い上信越自動車道・姨捨SAから眺めもおすすめ。長野市街のきらめく夜景も必見だ。
ところで、信州では、盆地のことを平と呼ぶ。有名ないところでは、この善光寺平(長野市街)と松本平(松本市街)。盆地と言っても広がりはそんじょそこらの盆地とは桁違い。高原のさわやかさも兼ね備えているように思う。
私の満足度 |
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HP |
千曲市観光協会 |
所在地 |
千曲市姨捨地区
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直近訪問日 |
2014年7月 |
信州は山々に囲まれたでっかい盆地。日本の他では見られない景色が広がっています。 そんな雄大な景色を見ながら走れる道。たどり着いた先には、この雄大な風景を一望するビュースポット、そして疲れを癒してくれる温泉があります。 日本屈指のツーリングパラダイスが信州です。