赤と緑のコントラストが鮮やか
信濃三十三観音霊場の十六番札所の清水寺の紅葉は、山門から観音堂へと続く石段を覆うようにもみじが伸びていて、紅葉のトンネルになっている。さらに両側にある大杉と、その隙間からのぞく青空が紅葉の美しさを際立たせる。
▲山門をくぐったところ(撮影2018年11月14日)
▲本堂の裏手(撮影2018年11月14日)
▲山門を見下ろす(撮影2018年11月14日)
▲見上げるとそこには杉の緑、空の青も目に飛び込んでくる(撮影2018年11月14日)
清水寺は、大正5年の大火で焼失したが、かつては三重塔もそびえる名刹で、石段を上り詰めたところには昭和に建立された迫力のある懸崖造り観音堂が建っている。観音堂まではクルマでも行けるが、一度は名刹の名残を残す石段を上ってみたいところ。途中ボロボロに崩れ落ちてしまった石段に、この寺の栄枯盛衰が感じられる。
境内は参観無料。駐車場も用意されている。
私の満足度 |
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シーズン |
秋[11月] |
公式HP |
ながの観光net |
直近訪問日 |
2018年11月 |
所在地 |
長野市若穂保科 |
昼寝がメインの日帰り温泉
2017年11月21日にオープンした日帰り入浴施設。ここは以前「虫歌の湯」があったところ。大きな岩風呂の露天などにその面影を残しているが、施設の形態はすっかり変わり、長野市周辺には、これまでなかったタイプの温泉施設だ。「一日中巣ごもりしませんか?」がキャッチコピー。1日ゆったりと過ごしてもらいたいというコンセプトが素敵なのだ。
▲落ち着きのある外観
力が入っているなあと感動したところは、施設2階に設けられた「休憩スペース」だ。椅子あり、ソファーあり、そしてハンモックあり、さらには無料のマッサージチェアまである。飯綱山や北アルプスも遠望できる眺めのいいデッキもあって、これまでよくある畳敷きの休憩スペースとは格段の違いがある。さらに、1万冊の漫画や雑誌が読み放題で、コーヒーも無料だ。
▲二階にはずらりと漫画が並ぶ。この本棚の裏にごろ寝できる休憩スペースがある
▲展望デッキからは松代の街並みの向こうに、飯綱山や北アルプスを遠望
温泉は源泉はもちろんだが、浴室、特に露天風呂は虫歌の湯をほぼそのまま受け継いでいるという感じ。ただ、夏になると、露天風呂がぬる湯になる。これもコンセプトに即した取り組みなのかなぁと思う。
▲1日過ごすために、欠かせない食事処も、オープンキッチンのおしゃれなカフェという雰囲気。地元食材を取り入れている。写真は麺には適度なコシがあり、スープがおいしい成田屋醸造のお醤油を使った「成田屋の醤油ラーメン(650円)」
入浴料 |
平日:650円(90分)、950円(フリータイム) |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩冷鉱泉 |
低張性中性冷鉱泉(PH:6.6) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
17.9°C(気温13°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2019年12月 |
HP |
コトリの湯 |
所在地 |
長野市松代町東条 |
繊細な美しさ
柱状節理のような滝の岩肌を、ミストシャワーのように水が流れ落ちる。その水滴がきらきらと輝いて美しい。豪快さはないが、日本の滝百選に勝るとも劣らない素敵な滝だ。水量が少ないために滝壺はない。落差は30m程度。
▲キラキラと輝く水滴がきれい
滝の横には阿弥陀堂、少しは離れたところに観音堂が建つ。通称清滝観音堂の正式名称は「明真寺観音堂」で、阿弥陀堂は奥の院になる。信濃33番札所の第11番。由緒ある建物なのだ。
▲ひっそりと佇む清滝奥ノ院阿弥陀堂
▲清滝観音堂
私の満足度 |
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公式HP |
ながの観光Net |
直近訪問日 |
2010年5月 |
所在地 |
長野市松代 |
源泉かけ流しの湯もある市営温泉
平成18年にリニューアルオープンした、比較的新しい日帰り温泉施設。健康増進のための温水プールや食堂もある。
湯は基本的には循環ろ過されているものの、一部に源泉かけ流しの湯船「元湯」があり、さらに、南側浴室には岩盤浴的な「かまくら湯」、北側浴室には低温水蒸気の「蒸し湯」が用意されている。
循環の浴槽は塩素臭がするものの、かけ流しの「元湯」は、塩素臭が抑えめ、舐めてみると硫黄味がし、本物を感じられた。源泉温度は40度ぐらいなので、かけ流しの湯は38〜9度とゆっくりと浸かるのにちょうどいい。
スーパー銭湯的な雰囲気もあるが、源泉を生かした湯や「蒸し湯」のような独自の風呂もあり、その工夫が、この温泉の魅力だと思う。
▲工業団地内にあって、看板がなければ、何かの工場かなぁと思ってしまう
入浴料 |
510円 |
泉質 |
アルカリ性単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性温泉(PH:8.7) |
湧出量 |
234L/分 |
源泉温度 |
40.1°C(気温14度) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2016年2月 |
HP |
温湯温泉湯〜ぱれあ |
所在地 |
長野市若穂綿内 |
茶褐色に濁る掛け流しの湯
松代の中心街から東に外れた東条地区には空気に触れると茶褐色になるにごり湯が湧く。この松代荘の他にも一陽館、寿楽苑と同様の湯につかることができるが、この国民宿舎でもある松代荘が最も近代的な建物で浴室も広く清潔感にも溢れる施設だ。玄関を入ると中庭を望む立派なロビーを備えるホテルだが、地元の入浴客も多く、気兼ねなく日帰り入浴を楽しめる。
▲城下町松代の風情を感じさせる門構え
内湯は10人が入っても余裕がありそうな大きな湯船がメイン。日帰り入浴が楽しめる東条地区3湯のうち、最も泉温が高い。と言っても源泉温度が45度ぐらいなので、注がれた湯は適温と言える温度。腰までの深さの半身浴の浴槽が用意されているので長湯を楽しむこともできる。露天もあるが、こちらは軒下にちょこんと用意されたような湯で、露天と言えば言えなくもない程度と、ちょっと残念だが、内湯の全面が大きなガラス張りで開放感は十分に感じられる。
湯は加温加水なしの源泉かけ流し。そそぎ口は無色透明だが、湯船は自分の体も見えない程、茶色に濁っている。
▲茶色く濁る内湯
入浴料 |
510円 |
泉質 |
含鉄(II)-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 |
高張性中性高温泉(PH:6.7) |
湧出量 |
740L/分 |
源泉温度 |
45.2°C(気温-1°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年1月 |
HP |
国民宿舎松代荘 |
所在地 |
長野市松代町東条 |
林間を走る高原爽快ルート
戸隠バードラインは、善光寺裏手から戸隠へと向かう高原の快走ルートだが、1985年(昭和60年)の地滑りで、一部区間が廃道になってしまい、現在は七曲がりと呼ばれる、超ぐるぐるルートによって長野市街側からのアクセスとなる。
▲七曲がり。ネットに囲まれた面白い道
善光寺側からアクセスすると、まず七曲がりを抜けるのだが、この七曲がりは、防雪の囲いの中、まるで鳥かごの中を走るような感じになる。その名の通り道は曲がりくねっていて、なおかつ勾配は急。にもかかわらず、戸隠から長野市街への通勤路になっているのか、時間帯によっては多くのクルマとすれ違うことになる。交通量もある道としては非常に変わった部類に入るのではないだろうか。
この鳥かごの中の道を抜けると、しばらくくねくねの上りだが、戸隠バードラインに出ると、状況は一変する。
▲アップダウンのあるストレート
▲木漏れ日を浴びて走れて、夏でも清涼感たっぷり
ストレート区間が随所に現れ、林に囲まれた、高原ルートになる。新緑のシーズンはもちろん、ツーリングシーズンと呼ばれる季節には、バイクに乗っていてよかったと実感できること間違いなし。アップダウンのあるストレート区間は特に気持ちいい。
大座法師池からは、戸隠らしいリゾート施設やお店も多く見られるようになる。さらに、鬼無里から通じる県道36号と合流すると、旅館や土産物屋も並び、やがて戸隠神社宝光社に到着する。
正確にどこまでを戸隠バードラインと呼ぶのか不明だが、県道36号の合流地点あたりが終点になるのだろう。しかし、宝光社、中社、奥社と抜けるた後の県道36号も素晴らしい。戸隠神社の参拝を終えたら、ぜひとも信濃町まで一気に県道36号を走り抜けて欲しい。夏のシーズンなら信濃町で焼きたてのトウモロコシを食べるのがおすすめだ。
私の満足度 |
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全長 |
15km |
直近訪問日 |
2014年7月 |
所在地 |
長野市箱清水〜戸隠 |
5のつく日は本当にりんごの湯
豊野町がまだ長野市と合併する前の平成11年にできた町営温泉で、歴史は新しい。
加水なし、冬の一時期をのぞいて加温もなしの掛け流しの湯が自慢。湯の色は日によって微妙に変わるものの、ほのかな硫黄臭のするうっすらと褐色の湯、リンゴジュースを薄めたような色のことが多い。体毛にはわずかに気泡がまとわりつく。湯温は加温も加水もしないのに、内湯は42〜3度と適温。露天風呂は温め。
お湯はいいのに、残念なのが、露天の囲い。まあ、どこでもそうなのだが、目隠しの壁がせっかくの風景をかくしてしまう。特に低い位置にあり、近くに高い山もないので、青空が見えるだけ。りんご畑に囲まれたいい場所なのに。せめて男湯は目隠しを外してほしい。
面白いのは、毎月5日、15日、25日はりんごが浮かぶ「りんご風呂」を楽しめるところ。
▲2階建ての建物。温泉施設は2階
長野市の今を見せる観光地
JR長野駅から北に約2km、徒歩30分。長野市中心街最大の観光名所は、やっぱり善光寺だ。
▲国宝の善光寺本堂
門前町長野の雰囲気を感じ取るためにも駅前あたりから中央通り(表参道)をとことこと歩いてみるのがおすすめ。門前町長野の姿をもよく表している。商業都市としては、もう一歩の感のある中途半端な活気、冬季オリンピックを開催したなごり、観光地としてあか抜けない雰囲気がそこはかとなく漂っている。
緩やかな坂になり大門交差点からいよいよ善光寺の境内と言える雰囲気になる。門前には信州蕎麦の店も多い。仁王門、山門をくぐり本堂に至るが、仁王門をすぎても食事処や土産物屋が並んでいる。本堂では、なでた場所の病が癒えるびんずる様が迎えてくれる。極楽浄土が約束されるという「お戒壇めぐり」が有名。
▲仁王門をくぐると土産物屋が並ぶ
私の満足度 |
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直近訪問日 |
2015年8月 |
公式HP |
信州 善光寺 |
所在地 |
長野市長野元善町 |
ひっそりと佇む名店
浅川ループラインの途中にある絶品おやき屋さん。以前、おやき作り体験をしたことのある店で、その時、土日しか開いてないと聞いたので、いつも通り過ぎるだけ、約3年ぶりの再訪だ。
▲道路沿いにのぼりがあり、それが目印。道をそれてすぐ
▲手作り感漂う素朴なおやき。これがうまい
1個100円で、もちっとした皮も、絶妙の味付けの具もほんとうにおいしい。数は少ないが、私が知る中で一番の味、絶対におすすめだ。
私の満足度 |
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HP |
信州おやき調査隊 |
所在地 |
長野市中曽根3960
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直近訪問日 |
2014年7月 |
隠れ家的な温泉
温泉がしょぼいと思われているからなのか、場所が中途半端だからなのか、地元高齢者のための施設だからなのか、あるいは、まだよく知られていないためなのか、理由は定かではないが、お客さんが少なくて穴場の温泉だ。もう少し我が家から近ければ、のんびりとリラックスしに行くのもいいかもしれない。温泉自体を楽しむというよりは、こころを落ち着ける場所。
▲外観は寂れた感じだが、浴室付近は木のぬくもりが感じられる造り
▲無色透明の湯。前面はガラス張り
冷泉なのでお湯は温められたもの。そのため温度管理はばっちり。この日は40度で、熱からずぬるからず長湯もできる。
建物は、外観より内部が素敵だ。浴室へとつながる廊下は木の香漂う素敵な内装になっている。
入浴料 |
410円 |
泉質 |
単純硫黄泉 |
弱アルカリ性低張性冷鉱泉(PH:8.6) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
12.1°C(気温-1°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2016年7月 |
HP |
戸隠観光協会ホームページ |
所在地 |
長野市戸隠祖山31-1 |
野菜が安い、休憩所も充実の美肌の湯
駐車場はいつもいっぱい。長野市街からもアクセスがよく、人気の日帰り温泉施設がまきばの湯だ。
▲駐車場はいつも一杯。温泉の人気ぶりがうかがえる
▲駐車場から見る長野市街の風景。露天風呂からは、臨む方向がやや異なる
この温泉は、いいところがいっぱいある。
1)露天風呂があって眺めがいい。
2)木造の内湯も清潔感と趣がある。
3)地元野菜や果物が安く手に入る。
4)食堂がある。
5)無料、持込可の休憩所がある。
6)アクセスがいい。
7)珍しいサウナがある。 etc
そして、源泉掛け流し、で美人の湯というのがウリだ。
弱アルカリ性の湯は、皮脂を溶かし、角質層を溶かす美肌効果があり、大概、その効果で湯に入ると肌はぬるっとする。でも、ここはほとんどぬるっとしない。お湯の鮮度がいまひとつなのかなぁ? というのが僕の感想だ。湯温も内湯はちょっと熱めだが、露天は適温。湯温も調整されている感じがする。あくまで僕の感想だ。
露天は、木枠の広々とした矩形の風呂と、岩風呂があり、男女週替わり。開放感も景色もそこそこ。内湯も木造感があっていいのだが、お湯がちょっと不満で、もうひとつ自分の中で評価が高まらない。
でも、休憩所も広々充実、食事施設もあり、適温の湯で広々とした風呂、日がな一日のんびり過ごすにはおすすめの温泉だ。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉 |
(弱アルカリ性低張性温泉) |
PH:7.86 |
この温泉固有の効能 |
きりきず やけど 慢性皮膚病 虚弱児童 慢性婦人病 |
湧出量 |
377L/分 |
源泉温度 |
40.5°C(気温°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2019年7月 |
HP |
大室温泉まきばの湯 |
所在地 |
長野市 |
県庁間近でこのロケーション
県庁から約500mにして、源泉掛け流し、渓谷の雰囲気を感じられる裾花川沿いの静かな立地で、大きな露天風呂にゆったりとつかれる本格的な温泉施設。メインの源泉、裾花郷温泉の茶褐色の濁り湯も温泉気分を盛り上げる。残念ながら露天はしきりに囲まれ川を望みながらの入浴は叶わないが、市街中心地にあってこのお湯とこのロケーションは特筆もの。
6時から9時は朝風呂で、比較的空いており、ゆったりと入浴できる。
2階の食堂からは裾花渓谷を流れる裾花川が望み、1階のベーカリー併設の喫茶では焼きたてのパンが味わえる。
▲広々とした露天は、裾花渓谷の緑に囲まれている
▲レストランや宿泊施設もある日帰り入浴施設
入浴料 |
700円(朝風呂480円、21時以降530円)
土日祝日、年末年始などプラス50円、21時以降の割引なし |
裾花郷温泉 |
泉質 |
ナトリウム-塩化物温泉 |
等張性中性高温泉(PH:7.2) |
湧出量 |
1500L/分 |
源泉温度 |
44.3°C(気温15.8°C) |
保玉湯乃華温泉 |
泉質 |
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉 |
低張性アルカリ性冷鉱泉(PH:9.01) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
14.2°C(気温3.5°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年1月 |
HP |
裾花教天然温泉宿 うるおい館 |
所在地 |
長野市妻科 |
まさに源泉掛け流し
▲内湯外観。奥に見える建物は休憩所(利用は別料金)。秋には紅葉に囲まれる
▲露天には2つの源泉が注がれ、色の薄い方は2つの源泉がブレンドされている
湯治場的な雰囲気漂う日帰り温泉。内湯は男女別で、露天は混浴。雰囲気は言葉で説明するより写真を見て欲しい感じ。鄙びた温泉好きにはたまらないと思う。
源泉は2つで、一切の加温、加水なしの源泉掛け流し。間欠泉なので時たまぴたりと湯が止まる。それもまた本物っぽくていい。空気に触れると茶褐色になり、露天の湯温は両方とも1時間でも2時間でも入っていられる温度。1つは、冬は寒くて、夏にようやくぬるめに感じられる程ぬるい。もう1つは、冬はぬるいが、夏は低めの適温という感じ。
平日でも年配の地元常連客でにぎわう。みんな茶褐色に染まったタオルで長湯を楽しんでいる。土日には全国の温泉好きもちらほらと。平日は昼前後が空いていて、貸切状態の可能性も。
入浴料 |
400円 |
泉質 |
含鉄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 |
高張性中性温泉(PH:6.3) |
湧出量 |
400L/分 |
源泉温度 |
40.8°C(気温17°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2019年12月 |
HP |
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所在地 |
長野市松代町 |
北アルプス一望の露天風呂
北アルプスを眺める高台の里(旧大岡村)にある日帰り温泉。里全体がその眺望を売りにしているだけに、温泉からの眺めもすばらしい。さらに、この温泉は北アルプスに加え、眼下に棚田と集落が広がる山村風景。農村ならではの四季折々の風景が楽しめる。
▲露天風呂からの眺望
▲北アルプスを遠望、目の前には棚田が並ぶ
▲5月の風景。駐車場から見下ろす棚田もきれい
温泉は、週代わりの男女入れ替え制。それぞれの浴室は微妙に風景の広がり方が違うが、露天はもちろん、内湯も大きな窓ガラス越しに北アルプスが展望できる。お湯は無色透明。露天はうっすらと体に気泡がまとわりついた。これは内湯ではみられないので、循環式のなせる技なのか? 詳細は不明だ。
入浴後は座敷の休憩所でくつろげる。そば、うどん、ラーメンといった食事もできるが、持込も可。持ち寄った惣菜で茶飲み話に花が咲くおばちゃんたちでにぎわっていることも。
入浴料 |
350円 |
泉質 |
単純温泉 |
PH:8.18 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2019年12月 |
HP |
大岡温泉 |
所在地 |
長野市大岡中牧 |
気泡がまとわりつく掛け流し温泉
保科の集落が途切れると高台に立派な建物が建つ。元は宿泊施設で、その面影が残る外観だ。
▲元宿泊施設だった保科温泉の外観
湯船は内湯のみ、大きさが違う2つの湯船が日替わりで男女が入れ替わる。どちらもシンプルな矩形の浴槽だが、浴槽のタイルは温泉成分でいい感じに変色している。
この温泉のもっともいいところはお湯。源泉掛け流しで、湯につかっていると体に気泡がまとわりついてくる。湯温は43度ぐらいでやや熱めだが、加温されているので湯温は安定している。浴槽に加温前の源泉を注ぐ蛇口があり、熱い場合はこの湯でうめることもできる。この湯、より気泡が多く含まれているようで、そそぎ口付近は気泡のために真っ白くなる。
湯上がりはからだがポカポカとよく暖まる。座敷の休憩所もあるし、元ロビーのソファーでくつろぐこともできる。
▲シンプルな浴室。広さの異なる2つの浴室は日替わりで男女入れ替わる。こちらは広い方
食事処「大の一」も併設している。入浴後はゆっくりと食事ができる。入浴とセットの食事券も販売されている。
▲「きつねそば(500円)」(2014年1月)
▲桜の名所としても知られている
入浴料 |
410円 |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 |
低張性中性低温泉(PH:7.1) |
湧出量 |
1000L/分 |
源泉温度 |
30.4°C(気温21°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年9月 |
HP |
保科温泉 若穂いこいの家 |
所在地 |
長野市若穂保科 |
ふぐもつかる温泉
長野市街を見下ろす高台にぽつんとある温泉。場所が分かりにくいが表示があるので、その通りにたどればなんとかたどり着ける。
▲洋風な雰囲気も持つ施設の外観
茶褐色の濁り湯でお湯はややぬるめ。5〜6人も入ればいっぱいになりそうな内湯とさらに一回り小さな露天が隣接する。2013年8月に露天風呂が拡張され、加温なし、本当に源泉が注がれる大きな浴槽とお一人様用の陶器の浴槽ができた。ただ、源泉温度が低いため冬はちょっときびしい。
▲こぢんまりとした内湯
▲2013年8月にオープンした源泉をそのまま注いだ露天風呂
露天の前面には長野市街の展望が広がるが、残念ながら囲いがあり湯船につかりながら景色を楽しむことはできない。食事施設もある。
なぜか内湯とロビーには水槽があって、源泉で飼育されていて小さなふぐが泳いでいる。
2019年11月26日追記
久しぶりに行ってみると、料金が50円値上がりしていた。10月1日から値上げにしたと書かれていた。それに伴ってかどうかわからないが、露天風呂は桶風呂の位置が変わり、湯をそそぐ配管や、入るための踏み台がきれいになっていた。
入浴料 |
550円 |
泉質 |
ナトリウム-塩化物温泉 |
等張性中性温泉(PH:7.3) |
湧出量 |
70L/分 |
源泉温度 |
37.6°C(気温10°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年9月 |
HP |
天然の湯若槻温泉 |
所在地 |
長野市若槻東条 |
信州は山々に囲まれたでっかい盆地。日本の他では見られない景色が広がっています。 そんな雄大な景色を見ながら走れる道。たどり着いた先には、この雄大な風景を一望するビュースポット、そして疲れを癒してくれる温泉があります。 日本屈指のツーリングパラダイスが信州です。