昼寝がメインの日帰り温泉
2017年11月21日にオープンした日帰り入浴施設。ここは以前「虫歌の湯」があったところ。大きな岩風呂の露天などにその面影を残しているが、施設の形態はすっかり変わり、長野市周辺には、これまでなかったタイプの温泉施設だ。「一日中巣ごもりしませんか?」がキャッチコピー。1日ゆったりと過ごしてもらいたいというコンセプトが素敵なのだ。
▲落ち着きのある外観
力が入っているなあと感動したところは、施設2階に設けられた「休憩スペース」だ。椅子あり、ソファーあり、そしてハンモックあり、さらには無料のマッサージチェアまである。飯綱山や北アルプスも遠望できる眺めのいいデッキもあって、これまでよくある畳敷きの休憩スペースとは格段の違いがある。さらに、1万冊の漫画や雑誌が読み放題で、コーヒーも無料だ。
▲二階にはずらりと漫画が並ぶ。この本棚の裏にごろ寝できる休憩スペースがある
▲展望デッキからは松代の街並みの向こうに、飯綱山や北アルプスを遠望
温泉は源泉はもちろんだが、浴室、特に露天風呂は虫歌の湯をほぼそのまま受け継いでいるという感じ。ただ、夏になると、露天風呂がぬる湯になる。これもコンセプトに即した取り組みなのかなぁと思う。
▲1日過ごすために、欠かせない食事処も、オープンキッチンのおしゃれなカフェという雰囲気。地元食材を取り入れている。写真は麺には適度なコシがあり、スープがおいしい成田屋醸造のお醤油を使った「成田屋の醤油ラーメン(650円)」
入浴料 |
平日:650円(90分)、950円(フリータイム) |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩冷鉱泉 |
低張性中性冷鉱泉(PH:6.6) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
17.9°C(気温13°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2019年12月 |
HP |
コトリの湯 |
所在地 |
長野市松代町東条 |
木曽義仲ゆかりの湯
信州最古の温泉地と言われる別所温泉は、北向観音や国宝八角三重塔がある安楽寺などの古刹があり、信州の鎌倉とも言われている。その中心にある外湯が大湯だ。かつて木曾義仲が愛妾葵の御前と入浴していたことから葵の湯とも呼ばれていたとか。
そんな歴史ある温泉だが、外観の趣とは異なり、浴室は近代的なもの。内湯は6人でほぼいっぱい、露天はさらに狭く、4人も入ればいっぱいになる。
湯は循環濾過され、消毒も施されているが、お湯は湯の花が浮き、硫黄臭がするやや黄色みがかった本物感がある満足できるもの。内湯は適温、露天はぬる目で、四方を囲まれた開放感のない露天より内湯が気持ちよく感じらた。
▲由緒ある温泉を感じさせる外観
▲入口脇にある飲泉用の温泉
入浴料 |
150円 |
泉質 |
アルカリ性単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性高温泉(PH:8.92) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年11月 |
HP |
別所温泉観光協会 |
所在地 |
上田市別所温泉 |
大湯としての風格たっぷり
素敵な温泉が点在する高山村にあって、唯一温泉街を形作る山田温泉のシンボルが大湯。朝6時から営業している公衆浴場だ。平成元(1989)年に立て替えられた建物は、大湯としての風格を十分に感じさせてくれる。浴室も木がふんだんに使われ、外観から受ける期待をいささかも裏切らない。
▲古風な外観。戸外には無料の足湯も
▲木のぬくもりにつつまれた浴室
源泉は66度以上と高温なので、2つある浴槽は、約45度の「あつ湯」と約41度の「ぬる湯」に湯温調整(受付のおじさんに聞いた話)されている。調整されていると言っても、あつ湯は知らずに入るとびっくりする熱さ。その反動からかぬる湯は41度のハズだが、ずいぶんとぬるく感じる。無色透明の湯は、湯の花が浮遊し、硫黄の香りもぷんぷん。おすすめの一湯だ。
入浴料 |
400円 |
泉質 |
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 |
低張性中性高温泉(PH:7.02) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
°C(気温°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年9月 |
HP |
高山村ホームページ |
所在地 |
高山村奥山田 |
大衆酒場ならぬ大衆温泉
場所は、野沢温泉へ向かう国道292号沿い。ちょうど温泉付近は、このあたりには珍しい長い直線路。北に向かって走るとちょうど3分の1あたりにでっかい看板が立っている。
▲国道側から見た施設外観。屋根の看板が雰囲気を出している
長嶺温泉は、素泊まり4000円の宿泊施設でもある。施設内に一歩踏み込むと、この値段からも想像できる大衆的な雰囲気がプンプンしている。休憩所にはカラオケがあり、ステージもある。年に何回かカラオケ大会も開催されているようだ。
そして食事もできる。居酒屋メニューというか、宴会メニューみたいなものも揃っている。
浴槽は10人は余裕で入れる広さの長方形の風呂。素敵なのはタイルじゃなくて木造りなところ。カエルの注ぎ口からふんだんにお湯がそそがれている。うっすらと濁っていて、アルカリ性の湯らしいぬるっとした湯ざわり。気泡も体にまとわりつく。口に含むと苦味を感じる。鮮度の良さを感じることができるいいお湯だ。源泉温度が37度ほどで、注がれる湯は加温されているから適温だ。
▲食堂を兼ねた休憩室は2つ。こちらにはカラオケセットが置かれステージもある
▲シンプルな内湯。ガラス張りで明るく、浴槽もゆったりとした広さ
露天風呂もあるのだが、男湯は残念ならが、平日は午後5時から。昼は日・祝のみ。
入浴料 |
400円 |
泉質 |
単純温泉 |
弱アルカリ性低張性温泉(PH:7.9) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
37.4°C(気温20°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2016年7月 |
HP |
信州なかの観光協会 |
所在地 |
中野市田麦338 |
白馬最新の日帰り温泉
▲八方の湯の外観。写真手前側に浴室がある
2014年12月にオープンしたばかりの新しい湯。食堂も浴室もまだ真新しい感じが残っていた。
湯は無色透明で、ph11を超える強いアルカリ性の湯。おびなたの湯などと同じ源泉を使用している。内湯のすぐ隣にはガラス一枚で隔てられている岩風呂の露天風呂がある。露天といっても屋根の下で、露天というには憚られる感じの作りだった。ただし、内湯は循環しているがこっちは掛け流しらしく、アルカリの湯らしいぬるぬる感があった。
入浴料 |
800円 |
泉質 |
アルカリ性単純温泉 |
アルカリ性低張性高温泉(PH:11.2) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
49.7°C(気温5°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年10月 |
HP |
白馬八方温泉 |
所在地 |
白馬村北城 |
1200mの高原露天風呂
▲小さな温泉施設。屋外には無料の足湯も
▲山が間近に迫る露天風呂
ペンションが立ち並ぶ「和田野の森」を抜け、黒菱林道から八方池へのアプローチルートにもなっている黒菱駐車場へと向かう途中に「北尾根の湯」がある。レストランのある高原のちょっとした憩いの場的な空間にある小さなウッドハウスの温泉だ。
建物に入ると受付があり、その横が小さな脱衣所、脱衣所のドアから外に出ると洗い場は1つ、4〜5人入ればいっぱいになる小さな露天風呂がある。
湯は無色透明、「おびなたの湯」から湯を運んで沸かしているらしいからか、源泉のアルカリ度の高いぬるぬるという肌触りは感じられないが、ロケーションは魅力的。訪ねた日はあいにく目の前の山には雲がかかっていたが、それでも間近に臨む山の迫力を感じた。
入浴料 |
600円 |
泉質 |
アルカリ性単純温泉 |
アルカリ性低張性高温泉(PH:11.2) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
49.7°C(気温5°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年10月 |
HP |
白馬八方温泉 |
所在地 |
白馬村北城 |
リゾートホテル気分満喫
▲縁側越しの景色がいい、檜の内湯
▲庭にも露天風呂が設けられている
2012年秋に古民家を移築して作られた「シェラリゾート白馬」内の温泉。
リゾートという名がぴったりのお洒落なホテルの、ロビーを抜けて、宿泊棟の並ぶ中庭を抜けると、古民家の温泉棟が現れる。
卓球台も置かれたアプローチの廊下を抜けると古民家の座敷部分を全部温泉にしたような広い湯船につながる脱衣室に。脱衣室と湯船部分は外とのしきりであるふすまを全部取っ払われており、開放感抜群。縁側越しに周囲の山々の緑、そして北アルプスを遠望する景色がガーンと迫ってくる。秋には山々の紅葉が美しい。
縁側に一歩出ると、そこには小さな檜風呂、庭に降りると岩風呂もある。景色といい、建物といい、この雰囲気は贅沢そのものだ。
入浴料 |
1000円 |
泉質 |
ナトリウム-炭酸水素塩温泉 |
中性低張性高温泉(PH:) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
48.2°C(気温°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年10月 |
HP |
ホテルシェラリゾート白馬 |
所在地 |
白馬村北城 |
飯綱山がきれいに見える
霊仙寺湖の真ん前にある温泉施設。ベンションや別荘も並ぶ高原のリゾート地に建っている。ツーリングルートとしては、県道37や404と気持ちのいい林間ルートがあり、走りの途中にちょうどいい寄り道スポットだ。
前面がガラス張りの大きな内湯に、小判型の露天風呂が隣接する。立ち上がると飯綱山や黒姫山が美しく見える。また、眼下には霊仙寺湖が広がる。
湯は無色透明。源泉の温泉成分は濃いはずだが、循環ろ過、加水、消毒もされているためか、湯の魅力は希薄だが、ロケーションはいい。
▲天狗伝説の地、玄関前のロータリーにデンと構える天狗の像がある
▲露天風呂は立ち上がると飯綱山が見える
入浴料 |
600円 |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素冷鉱泉 |
低張性中性冷鉱泉(PH:6.79) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
18.5°C(気温7°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2014年7月 |
HP |
むれ温泉天狗の館 |
所在地 |
飯綱町川上 |
信州最大級の露天風呂
▲大きな岩風呂の露天
内湯も広いが、露天風呂はどデカイ。前面は小高い丘の林に囲まれ、浴槽には適度に大きな岩が配置されていて雰囲気もいい。半分はどっしりとした屋根に覆われているので、雨の日も太陽が燦々と降り注いで眩しい日でも露天風呂でゆっくりできる。
湯は適温に加温されており、熱からずぬるからず。ゆっくりと入れる感じ。これだけの広さの露天だから、さすがに露天風呂だけは、湯が循環されているが、内湯は掛け流し。露天の片隅(右側の湯のみ)にも、源泉を掛け流した楕円形の石風呂が用意されていてる。無色透明の源泉はほのかに硫黄臭が香る。
▲ウッディな建物。10羽のフクロウの石像が迎えてくれる
全館ログハウス風の建物で施設内には、休憩処を兼ねた、カフェやレストランに加え仮眠施設ある。駐車場は結構いっぱいなのに、お風呂があまり混み合っていないのは、お風呂が広いだけだからではなく、このレストランやカフェにも人気があるからのようだ。本格的なピザから、地元素材を使った料理など、メニューは盛りだくさん。お昼時とは言え、ほぼ満席状態だった。
他にもパン屋に床屋さんにマッサージコーナーがあって、温泉だけでなく、その他の充実度も県下最大級ではないだろうか。
入浴料 |
650円 |
泉質 |
アルカリ性単純温泉 |
アルカリ性低張性温泉(PH:9.4) |
湧出量 |
355L/分 |
源泉温度 |
38.0°C(気温1°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年12月 |
HP |
地蔵温泉十福の湯 |
所在地 |
上田市真田町傍陽9097-70 |
食事が充実
戸倉メリーランド白鳥園が、2015年10月27日にリニューアルオープンした。昭和天皇も訪れた由緒ある宿泊施設だった旧白鳥園とは全く趣きを変え、温泉施設とは思えないコンクリートとガラスに包まれたオフィスビルを思わせる建物に生まれ変わった。
▲温泉施設とは思えない外観
▲千曲川の土手から見たところ。眼隠しに覆われた露天風呂が見える
▲2階のエレベーターホールからは千曲川が望める。露天からも立ち上がればこの景色が見られる
1階はカフェと食事処、2階に温泉施設。そして休憩所兼食事処になっている。上下にある食事処だが、2階は麺類中心の軽食系、1階は地元の色を出したメニューも加えられている。1階は入浴に関係なく利用できる。2階がいっぱいの時は、1階を利用すると時間帯によってはすいているみたいだ。
温泉施設だが、内湯にはスモークガラス、露天には目隠しが設けられ、せっかく2階なのに、湯船につかりながら景色が楽しめない。それが非常に残念だ。湯は42度に調整されていて、程よい熱さ。露天には寝湯もあるのだが、これがまた残念なことに、天気のいい日は、眩しすぎるし、肩口から湯が注がれているために、ちょっと肩が注ぎ側にずれると熱い。
湯は無色透明で、かすかに硫黄臭を感じるアルカリ性単純温泉。以前はぬるっとした肌触りを感じられたのだが、鮮度がやや落ちたような印象を受けた。
食事処は、指定管理者が「十福の湯」「湯っ蔵んど」を運営する日本レクシーになったからか、かなり充実している。食事だけでも十分に満足できる。
▲地産地消を売りにする食事処「なないろレストラン」で食べた「おしぼりうどん(980円)」腰がありすぎるうどんは噛む程に小麦の甘味を感じられ、辛味大根の辛味にも決して負けない味を主張している
入浴料 |
600円 |
泉質 |
アルカリ性単純温泉 |
低張性アルカリ性温泉(PH:8.8) |
湧出量 |
-L/分 |
源泉温度 |
34.9°C(気温24.0度) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年11月 |
HP |
湯のさとちくま白鳥園 |
所在地 |
千曲市戸倉 |
源泉かけ流しの湯もある市営温泉
平成18年にリニューアルオープンした、比較的新しい日帰り温泉施設。健康増進のための温水プールや食堂もある。
湯は基本的には循環ろ過されているものの、一部に源泉かけ流しの湯船「元湯」があり、さらに、南側浴室には岩盤浴的な「かまくら湯」、北側浴室には低温水蒸気の「蒸し湯」が用意されている。
循環の浴槽は塩素臭がするものの、かけ流しの「元湯」は、塩素臭が抑えめ、舐めてみると硫黄味がし、本物を感じられた。源泉温度は40度ぐらいなので、かけ流しの湯は38〜9度とゆっくりと浸かるのにちょうどいい。
スーパー銭湯的な雰囲気もあるが、源泉を生かした湯や「蒸し湯」のような独自の風呂もあり、その工夫が、この温泉の魅力だと思う。
▲工業団地内にあって、看板がなければ、何かの工場かなぁと思ってしまう
入浴料 |
510円 |
泉質 |
アルカリ性単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性温泉(PH:8.7) |
湧出量 |
234L/分 |
源泉温度 |
40.1°C(気温14度) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2016年2月 |
HP |
温湯温泉湯〜ぱれあ |
所在地 |
長野市若穂綿内 |
湯の色が変わる、絶景温泉
▲駐車場からエレベータで高台の湯船へ
隣接するあけびの湯同様、湯船からの北信五岳の眺望がその売りの一つ。快晴の日は、その眺めが素晴らしい。が、なぜなぜ、露天風呂というと、目隠しがある。「高台の温泉なんだからこの柵をとっぱらへ!」と声を大にして言いたい。せっかくの露天なのに、湯船につかると青空しか見えない。雪を頂いた五岳の稜線がまったく見えない。残念すぎる。ただし、内湯からは、全面のガラス窓越しに稜線がよく見える。こちらは◯だ。
お湯は、あけびの湯と源泉を同じにしていて、源泉掛け流しに循環ろ過装置を併用しているようだ。だから、色が変化するのもあけびの湯と同じ。露天は無色透明、内湯は白濁していた。説明によると、内湯はジャグジー(ぼこぼこと泡を送っている)なので、空気とより激しくふれあうので、濁り、露天はゆっくりと湯を注ぐので無色だと説明されていた。お湯の濁りも、日によって違い、緑がかっていたり、白濁していたりと変わるそうだ。
口に含むと露天の方が塩味は強い気がした。露天は、寝湯の部分もあるし、湯温もやや低め、長湯ならこちらがいい。
▲立ち上がると善光寺平、北信五岳の風景が広がる露天風呂
▲ガラス越しに北信五岳を望む内湯
浴室の上階が食堂と休憩所になっている。テーブル席が食事の客専用。ごろ寝もできる休憩所は座敷になっている。
▲食事処の名前は「KITCHEN 穴GOHAN」。名前も斬新な感じだが、ざるそば(700円)の盛り付けが円錐状とこちらも斬新
入浴料 |
600円 |
泉質 |
含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉 |
低張性アルカリ性高温泉(PH:8.14) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
43.3°C(気温 °C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年12月 |
HP |
おぶせ温泉穴観音の湯 |
所在地 |
小布施町雁田 |
北信五岳を一望、絶景温泉
小布施の山際に、2軒の温泉施設が隣接している。向かって左側が穴観音の湯、そして右側があけびの湯だ。隣接するだけに、その造りがよく似ている。
道路脇にメインの駐車場があるが、施設は、数段高い位置にある。そのため、駐車場脇にはエレベータが設けられている。温泉は、内湯と露天風呂があり、露天は、内湯から一段下がった位置に設けられている。大きな違いは、あけびの湯は、宿泊施設を併設、朝6時から9時まで朝湯をやっている。
▲山際に張り付くように建つ温泉施設
お湯は掛け流しと循環の併用だが、ちょっぴり塩味で硫黄味がはっきりと感じられる。湯の色は日によっても、時間帯によっても少しずつ変化するそうだ。今日は、内湯がうっすらと緑色、露天が緑がかった乳白色。どうして違いが出るのかはわからなかった。
▲前面がガラス張りの内湯
▲寝湯も設けられた露天
この温泉のもう一つの特徴は、景色の良さ。正面には北信五岳、左手を望めば北アルプスの山並みが綺麗に見える。ただし、露天には目隠しがあるので、前面ガラスばりの内湯の方が断然眺めがいい。特筆すべきは内湯に隣接したサウナだ。ここにも大きなガラス窓があり、そこから五岳を眺望できる。
▲あけびの湯からの眺望
入浴料 |
600円(朝湯500円 6〜9時) |
泉質 |
含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉 |
低張性アルカリ性高温泉(PH:8.4) |
湧出量 |
93.8L/分 |
源泉温度 |
42.8°C(気温4.0°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年12月 |
HP |
おぶせ温泉あけびの湯 |
所在地 |
小布施町雁田 |
外湯唯一の100%源泉掛け流し
案内板によれば「天長2年(825年)比叡山延暦寺の座主円仁慈覚大師が北向観音堂建立にあたり好んで入浴されたので大師湯と名付けられたと伝えられている」。北向観音に最も近く、そして北向観音以上に歴史があるのだ。
表から見ると大きそうだが、奥行きがあまりなく、中は狭い。3人入ればいっぱいの浴槽と鰻の寝床のような脱衣所がある。
▲よく見ると奥行きのない建物なのだ
しかし、無色透明の湯は、加温、加水、循環、消毒なしの源泉掛け流し。ほのかに硫黄臭がある。飲泉もOKなようで、湯のそそぎ口にはコップが置かれていた。湯温もぬるめなので、長湯もできる。
入浴料 |
150円 |
泉質 |
アルカリ性単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性高温泉(PH:9.04) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年11月 |
HP |
別所温泉観光協会 |
所在地 |
上田市別所温泉 |
真田幸村ゆかりの湯
外湯の中でも、一番作りが面白いのが石湯。入口を入ると銭湯でいういわゆる番台みたいな場所があり、そこで入口の券売機で買ったチケットを渡す。その番台の裏側が脱衣所になる。そこから見下ろす位置に湯船があるのだ。しかも、湯船は大きな石が突き出していて、そこから湯が注がれている。ちょっと洞窟に下っていくようなイメージもある。
▲大湯を一回り小さくなしたような建物
▲大きな石がドドドンと配置されている
湯は、消毒、循環ろ過、さらに加水もされているので、源泉の良さは感じられないと思われる。大湯同様に建物の前には龍の口から源泉が流れ出る飲泉所があるので、硫黄味のある鮮度の高い源泉をここで感じることができる。
池波正太郎の「真田太平記」にしばしば登場することから、真田ゆかりの湯となっているようだ。
入浴料 |
150円 |
泉質 |
アルカリ性単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性高温泉(PH:8.92) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年11月 |
HP |
別所温泉観光協会 |
所在地 |
上田市別所温泉 |
茶褐色に濁る掛け流しの湯
松代の中心街から東に外れた東条地区には空気に触れると茶褐色になるにごり湯が湧く。この松代荘の他にも一陽館、寿楽苑と同様の湯につかることができるが、この国民宿舎でもある松代荘が最も近代的な建物で浴室も広く清潔感にも溢れる施設だ。玄関を入ると中庭を望む立派なロビーを備えるホテルだが、地元の入浴客も多く、気兼ねなく日帰り入浴を楽しめる。
▲城下町松代の風情を感じさせる門構え
内湯は10人が入っても余裕がありそうな大きな湯船がメイン。日帰り入浴が楽しめる東条地区3湯のうち、最も泉温が高い。と言っても源泉温度が45度ぐらいなので、注がれた湯は適温と言える温度。腰までの深さの半身浴の浴槽が用意されているので長湯を楽しむこともできる。露天もあるが、こちらは軒下にちょこんと用意されたような湯で、露天と言えば言えなくもない程度と、ちょっと残念だが、内湯の全面が大きなガラス張りで開放感は十分に感じられる。
湯は加温加水なしの源泉かけ流し。そそぎ口は無色透明だが、湯船は自分の体も見えない程、茶色に濁っている。
▲茶色く濁る内湯
入浴料 |
510円 |
泉質 |
含鉄(II)-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 |
高張性中性高温泉(PH:6.7) |
湧出量 |
740L/分 |
源泉温度 |
45.2°C(気温-1°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年1月 |
HP |
国民宿舎松代荘 |
所在地 |
長野市松代町東条 |
うっすらと緑がかった名湯
渋峠の九十九折の道を急激に下り、勾配がなだらかになったあたりに熊の湯温泉がある。スキー場があり、10軒ほどのホテルが並ぶ。その中の1軒が熊の湯ホテルで、ここの温泉がいろいろなところで紹介されている。
▲熊の湯ホテル全景
ホテルは志賀草津道路からちょっと入り込んだところにあり、裏山が熊の湯スキー場。かつてスキーがブームだった頃はかなり賑わっただろうという感じのちょっとくたびれた感のある外観だった。
▲温泉施設
温泉施設は、ホテルの端に建っている。大湯造りといった感のある、宿泊棟とは趣を異にする素敵な建物だ。中は外観以上に趣がある。
▲檜の浴槽にはエメラルドグリーンの湯がみたされている
脱衣所には籐製の脱衣カゴが並び、いい感じ。一歩浴室に足を踏み入れるとうっすらとエメラルドグリーンの湯がみたされて檜の浴槽が目に入る。43度に加水して調整された湯は、熱からずぬるからず、いい加減の湯。湯の花が浴槽の下に沈み、少しヌルヌルとする。口に含むと、ちょっとだけ苦味を感じるものの、ほとんど無味。
内湯から、露天に抜けると、内湯の浴槽とほぼ同じ大きさの岩風呂がある。周囲には池があり、人口の滝から水が流れ落ちる。湯は内湯から注がれるのか、内湯に比べてかなりぬるい。滝の音が少々うるさいが、露天は長湯が楽しめる。
外来入浴の時間は12時30分から15時30分(土日祝は15時)。入浴料は1,000円でタオル付き。シャンプー、石鹸、ドライヤーの完備しているので、手ぶらでも楽しめる。
入浴料 |
1,000円 |
泉質 |
含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉 |
低張性弱アルカリ性高温泉(PH:7.5) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年5月 |
HP |
熊の湯ホテルホームページ |
所在地 |
山ノ内町平穏 |
市街地からすぐなのに別世界
古城荘は須坂の市街からわずかに外れるだけだが、ひっそりとした佇まいを持つ趣のある宿泊施設。須坂という町の静けさをそのまま表しているようなところ。館内には、大浴場と露天と内湯が隣接する2つの湯に分かれている。
▲すぐ裏が山、ひっそりとした雰囲気の宿泊施設
▲窓の外の緑や花々もきれいに見える内湯
▲山間を感じさせる静かな露天風呂
大浴場は本館の1階、露天はロビーから別館に渡る。別館の露天には、脱衣所の隣に10畳ほどの内湯がある。大きな窓に、外の緑がきれいに映える。そこを抜けると五岳の湯と名付けられた露天に出る。塀に囲まれているが、立ち上がると垣根越しに飯綱山を望むことができる。眺望的にはイマイチの感は拭えないが、山の斜面に面していて静か。落ち着いた気分でゆったりと湯につかることができる。大浴場は、タイル張りのきれいな浴室で、きれいだが、趣には欠ける。
無色透明の湯は肌触りも柔らか。加温されているのでぬるからず熱からず、ゆっくりとつかることができる。循環と掛け流しの併用で、消毒の塩素臭は強くない。
朝6時から夜9時まで日帰り入浴を年中無休で受け付けているので、平日昼間でも地元の方とみられる入浴客がちらほらとみられる。隣接する女湯から世間話の声が聞こえてくる。地元の人々に愛される温泉のようだ。
脱衣所に貼られた「温泉分析表」には加温後の成分分析表も貼られていた。良心的な気がする。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
単純温泉 |
等張性弱アルカリ低温泉(PH:8.24) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年5月 |
HP |
古城荘公式ホームページ |
所在地 |
須坂市大谷町 |
日本有数の炭酸泉
食事処が併設された日帰り温泉。山道にぽつんと立つ温泉で、建物や浴室などは清潔感漂うきれいなものだが、逆に言うと、どこにでもありそうな平凡なもの。わずかに、浴室入口におかれた行灯型の照明が旅館的な情緒を醸し出している。
▲平屋建てのこぢんまりとした山間の一軒屋
しかし、湯は他にはない特徴を持っている。湯船につかると身体はすぐに気泡に包まれる。そしてしばらくするとまとわりついた気泡はプクプクと水面に浮かんでくる。それほどに炭酸成分がたっぷりと含まれている。それも100%掛け流しではないのにだ。循環掛け流しという方式で、浴槽内の湯を循環しながらも源泉を注ぎ込むというものだそうだ。源泉の二酸化炭素成分は1949mg/Lと豊富だが、浴槽内ではかっても1100mg/Lも含まれていたと、公式ホームページに表示されていた。
この湯につかるとやっぱり保温効果が高いみたいで、10月初旬の夕暮れ時、しばらくの間バイクに乗っても寒さを感じなかった。
湯の色は無色透明、うっすらと濁りがあった。後でパンフレットを見ると茶褐色の湯船の写真が掲載されていた。なぜか理由はわからないが、源泉は無色ということなので湯の鮮度が高かったということだろうか。7日毎に湯を完全に入れ替えると書かれていたので、その日だったのかもしれない。次回行った時に確認してみたい。
入浴料 |
620円 割引券あり |
泉質 |
含鉄・二酸化炭素-カルシウム-炭酸水素塩冷鉱泉 |
低張性弱酸性冷鉱泉(PH:5.94) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2014年11月 |
HP |
二本木の湯 |
所在地 |
木曽町新開 |
すっぱい湯
▲秘湯の雰囲気が感じられる佇まい
立地もそうだが、玄関を入ると秘湯を守る会の宿らしい雰囲気のロビーがある。受付で料金700円を払って浴室へ。
旅館自体も、浴室も非常にきれいで、浴室の窓は大きなサッシ窓、その向こうには、沢沿いの木々で覆われている。行き止まりの宿だけに静かな空間が広がっている。
▲離れのようになっている温泉棟
毒沢鉱泉の最大の特徴は、含鉄泉らしい茶褐色の湯とお湯の味。酸っぱいのだ。毒沢鉱泉自体は冷泉で、湯船は加温された湯がそそがれている。その湯船の横に飲泉用の源泉も用意されていて、それがそのまま注ぎ込む小さな湯船もある。
適温にあたためられた湯船に注ぎ込む湯をちょっとなめたら、酸っぱさがほとんど感じられないのだが、飲泉用の源泉を飲んでみる。「酸っぱい」。源泉はすごい! 冷たいけれど、これはやっぱり源泉につからねばならないと、お一人様用と言えるぐらいの小さな、そして冷たい源泉に勇気を出して入ってみた。ゆっくりと腰までつかるところまではなんとかできたが、肩までは我慢できなかった。
源泉は無色透明なままだから、鮮度もいいので、もうちょっとつかりたかったが、1分も持たずにギブアップだった。しかし、源泉の湯船が用意されているのはうれしいところ。諏訪湖周辺には数々の湯があるが、おすすめの一湯だ
入浴料 |
700円 |
泉質 |
含鉄(II)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉 |
低張性酸性冷鉱泉(PH:2.5) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2014年9月 |
HP |
毒沢温泉神乃湯ホームページ |
所在地 |
下諏訪町社7083 |
5のつく日は本当にりんごの湯
豊野町がまだ長野市と合併する前の平成11年にできた町営温泉で、歴史は新しい。
加水なし、冬の一時期をのぞいて加温もなしの掛け流しの湯が自慢。湯の色は日によって微妙に変わるものの、ほのかな硫黄臭のするうっすらと褐色の湯、リンゴジュースを薄めたような色のことが多い。体毛にはわずかに気泡がまとわりつく。湯温は加温も加水もしないのに、内湯は42〜3度と適温。露天風呂は温め。
お湯はいいのに、残念なのが、露天の囲い。まあ、どこでもそうなのだが、目隠しの壁がせっかくの風景をかくしてしまう。特に低い位置にあり、近くに高い山もないので、青空が見えるだけ。りんご畑に囲まれたいい場所なのに。せめて男湯は目隠しを外してほしい。
面白いのは、毎月5日、15日、25日はりんごが浮かぶ「りんご風呂」を楽しめるところ。
▲2階建ての建物。温泉施設は2階
外観が素敵な日帰り温泉
▲正面玄関。野菜の直売所やおやきのお店などが隣接する
▲裏側の外観。モダンな造りになっている
▲展望が効く半露天風呂
▲内湯は木のぬくもりが感じられる
最初の印象があまり良くなかったのと、高山村にはいい温泉がいっぱいあるので、1度行ったきりで、どんな温泉だったか、記憶が薄れてきたので、再訪した。
2度目の蕨温泉は、最初程印象は悪くなかった。お湯は循環で殺菌されていて、露天からの眺めも、なんとか北アルプスが遠望できるが、すぐ前の木々、目隠しの柵に囲まれてぱっとしない。でも、建物自体に趣があるのだ。
お湯は熱からずぬるからず、のんびりとつかることができる。
入浴料 |
400円 |
泉質 |
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 |
( 低張性弱アルカリ性高温泉 ) |
PH:7.90 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年11月 |
HP |
高山村ホームページ |
所在地 |
高山村奥山田 |
河原の露天風呂を見下ろす開放感抜群の湯
最初に有名な河原の露天風呂に行ってみた。ここは川岸からお湯が流れ出しているので、河原に適当な湯船を作って、適温になるように川の水とブレンドして入る野趣溢れる温泉、のはずだったが、有名になりすぎたためか、完全に観光地、温泉を楽しむ雰囲気は皆無。そこで、雄仙閣の湯に入った。
▲貸し切りの露天。河原の露天風呂を見下ろせる高台の岩風呂
ちょうど河原の露天風呂から見上げる位置にあるのが雄仙閣、内湯と貸し切り(追加料金なし)の露天岩風呂がある。露天風呂には目隠しがないので川筋を見通せて開放感満点。湯はやや熱め。前面ガラス張りの内湯の方がなぜかぬるめだった。利用客が多いと、露天に入れないこともあると思うので、絶対におすすめとは言えないが、河原でお風呂に入るなら、雄仙閣の露天風呂の方がおすすめだ。
▲ガラス張りの浴室。緑に囲まれている
入浴料 |
500円 |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 |
低張性弱アルカリ性高温泉(PH:7.69) |
湧出量 |
160L/分 |
源泉温度 |
54.7°C(気温10.4°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2010年9月 |
HP |
栄村観光協会ホームページ |
所在地 |
栄村堺17878-3
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プレハブの素っ気なさがいい
平成7年に湧いた、比較的新しい共同浴場は、田んぼに面した小さな温泉。プレハブ造りの建物で、入口を入ると新聞受けのような料金箱があって、そこに料金を入れる。
男女別の暖簾をくぐると8畳程の脱衣所、その奥に防水コーティングを施しただけという素っ気ない浴槽がある。地元の共同浴場という感じプンプン。虚飾を排した素朴さ、シンプルさが、他の温泉にはあまりない魅力に感じられた。
湯は単純泉。無色透明、無臭で味も無い。
▲源泉掛け流し、無色透明無臭の湯
▲建物はプレハブ造り
入浴料 |
200円 |
泉質 |
単純温泉 |
アルカリ性低張性弱高温泉(PH:8.45) |
湧出量 |
85L/分 |
源泉温度 |
33.0°C(気温13.6°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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初訪問日 |
2014年8月 |
直近訪問日 |
2014年8月 |
HP |
栄村観光協会ホームページ |
所在地 |
栄村堺百合居1226
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雰囲気も湯も最上級の温泉
▲濃い茶褐色の湯
平日のお昼、温泉には先客が1組だけと空いていた。
温泉が注がれている湯船は2つ。大きな湯船がだいたい肩までの深さで、浴槽のふちのところはちょうど座れるように段がついている。小さな湯船は寝湯で寝転がるとちょうどいい深さ。2つの湯船と書いたが、実は2つの湯船はつながっていて、丸太のような木(温泉成分で覆われていてその実際はわからない)が渡されているだけで、
タオルを浸けるとすぐに抹茶色に染まってしまう湯の温度は体感で長湯もできるぬるめ。40度ぐらいじゃないかなぁと思われる。硫黄臭はしないが、湯をなめると塩味をはっきりと感じる。露天風呂はないが、内湯も天井は高く、一方がガラス張りで閉塞感はない。
外観からも分かる通り、木のぬくもりを感じられる建物で、源泉掛け流し、ぬるめの濁り湯につかっていると気分がとてもリラックスできる。
▲木造の雰囲気のある外観
入浴料 |
500円 |
泉質 |
含鉄(?)ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 |
中性高張性高温泉(PH:6.57) |
湧出量 |
55L/分 |
源泉温度 |
45.5°C(気温9.4°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2014年8月 |
HP |
栄村観光協会ホームページ |
所在地 |
栄村堺18210
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隠れ家的な温泉
温泉がしょぼいと思われているからなのか、場所が中途半端だからなのか、地元高齢者のための施設だからなのか、あるいは、まだよく知られていないためなのか、理由は定かではないが、お客さんが少なくて穴場の温泉だ。もう少し我が家から近ければ、のんびりとリラックスしに行くのもいいかもしれない。温泉自体を楽しむというよりは、こころを落ち着ける場所。
▲外観は寂れた感じだが、浴室付近は木のぬくもりが感じられる造り
▲無色透明の湯。前面はガラス張り
冷泉なのでお湯は温められたもの。そのため温度管理はばっちり。この日は40度で、熱からずぬるからず長湯もできる。
建物は、外観より内部が素敵だ。浴室へとつながる廊下は木の香漂う素敵な内装になっている。
入浴料 |
410円 |
泉質 |
単純硫黄泉 |
弱アルカリ性低張性冷鉱泉(PH:8.6) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
12.1°C(気温-1°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2016年7月 |
HP |
戸隠観光協会ホームページ |
所在地 |
長野市戸隠祖山31-1 |
野菜が安い、休憩所も充実の美肌の湯
駐車場はいつもいっぱい。長野市街からもアクセスがよく、人気の日帰り温泉施設がまきばの湯だ。
▲駐車場はいつも一杯。温泉の人気ぶりがうかがえる
▲駐車場から見る長野市街の風景。露天風呂からは、臨む方向がやや異なる
この温泉は、いいところがいっぱいある。
1)露天風呂があって眺めがいい。
2)木造の内湯も清潔感と趣がある。
3)地元野菜や果物が安く手に入る。
4)食堂がある。
5)無料、持込可の休憩所がある。
6)アクセスがいい。
7)珍しいサウナがある。 etc
そして、源泉掛け流し、で美人の湯というのがウリだ。
弱アルカリ性の湯は、皮脂を溶かし、角質層を溶かす美肌効果があり、大概、その効果で湯に入ると肌はぬるっとする。でも、ここはほとんどぬるっとしない。お湯の鮮度がいまひとつなのかなぁ? というのが僕の感想だ。湯温も内湯はちょっと熱めだが、露天は適温。湯温も調整されている感じがする。あくまで僕の感想だ。
露天は、木枠の広々とした矩形の風呂と、岩風呂があり、男女週替わり。開放感も景色もそこそこ。内湯も木造感があっていいのだが、お湯がちょっと不満で、もうひとつ自分の中で評価が高まらない。
でも、休憩所も広々充実、食事施設もあり、適温の湯で広々とした風呂、日がな一日のんびり過ごすにはおすすめの温泉だ。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉 |
(弱アルカリ性低張性温泉) |
PH:7.86 |
この温泉固有の効能 |
きりきず やけど 慢性皮膚病 虚弱児童 慢性婦人病 |
湧出量 |
377L/分 |
源泉温度 |
40.5°C(気温°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2019年7月 |
HP |
大室温泉まきばの湯 |
所在地 |
長野市 |
野趣あふれる混浴露天
▲趣のある入口あり。ただし、冬期は階段が滑りやすいということで閉門されて旅館側の入口からしか入れない。
▲視界は開けないが、自然に包まれた感がmaxの混浴露天風呂。立ち上がると渓流の流れも視界に入る。
県道66沿いに立派な看板があるので、場所はすぐにわかる。そこからトコトコと川に向かって降りていくと、受付、食堂、そして温泉棟がある。
この温泉の魅力は、なんといっても露天風呂。自然の地形を活かして作られた岩風呂。新緑、紅葉、雪景色と四季折々の雰囲気をたっぷりと楽しめる。奥行き17mあるという広さの湯船に、2つの源泉から湯の花漂う100%掛け流しの湯が滔々と注がれている。源泉は50度以上と高温だが、39度から42度に調整されていて、程よい温度の湯につかることができる。入口側から、少しずつ深くなっていて、湯温も若干だが、だんだんと温くなっていく。景色良し、お湯良し最高の露天風呂だ。
特筆すべきは、ここが混浴だということ。内湯は別々で、そこから露天に抜けると混浴になる。すばらしい露天風呂だからか、家族連れ、カップルで利用する人も多い。それだけに男一人では、入りにくいことも…。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
カルシウム・ナトリウム-硝酸塩・塩化物温泉 単純温泉 |
弱アルカリ性低張性高温泉 |
PH:7.9/7.6 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2018年7月 |
HP |
滝の湯 |
所在地 |
高山村奥山田 |
1911年12月にできた日帰り温泉施設。熱々の麻釜の湯を引いた源泉掛け流し温泉なのだが、予想通り普通に入れる湯温に調整されていた。
なにゆえ適温なのか、受付のおばちゃんに聞くと、「地面を通して湯を引いているから」なのだそうだ。「だから水もほとんど加えてない」とも。えっ加水しているのと思ったが、そのあたりは定かではない。浴室に、「加温加水なし、源泉掛け流し」と書かれていたり、「加水の理由 入浴に適した状態にするため」と書かれていたりするからだ。多分、ちょっと加えているのだろう。なんせ源泉が熱い。
ちなみに、内湯は41〜42度のぬる湯と43〜45度のあつ湯の2槽。露天はもうちょっとぬるい感じがした。内湯と露天は源泉が異なり、内湯は無色透明、湯の花はほとんどなし。露天はうっすらと白濁、白と黒の湯の花が漂う湯だった。
外観は湯屋建築、趣のある建物。湯船は外観から想像していたものよりは、小さく感じられた。
▲大湯を連想させる外観
▲ぬる湯(左)とあつ湯(右)が並ぶ内湯
入浴料 |
500円 |
泉質 |
単純硫黄温泉 |
露天:低張性弱アルカリ性高温泉(PH:8.0) 内湯:低張性アルカリ性高温泉(PH:8.7) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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初訪問日 |
2013年10月 |
直近訪問日 |
2013年10月 |
HP |
野沢温泉観光協会 |
所在地 |
野沢温泉村豊郷
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デザイナーズ温泉!
▲斜面に設けれた建物は全体像がつかみにくいが、モダンな建築
▲渡り廊下ともいえる部分に設けられたギャラリー。明かりの取り方が素敵
傾斜地に建つ温泉施設。浴室は上の方、下の方に休憩室がある。入口は上下それぞれに設けられている。休憩室側の入口から入ると階段を上り、渡り廊下を通り、上段の浴室へとつながっている。最初に訪れた際は、ぜひともこの経路がおすすめ。傾斜に建つからか、パッとみた感じでは、建物全体の印象が掴みにくい。内部の雰囲気から、建物自体の印象を感じとることができるからだ。
天井の高い休憩室、ギャラリーにもなっている渡り廊下、そして脱衣室といずれも、木の温もりを感じさせる建築で、土地の雰囲気にぴったりと馴染んでいる。
お湯は循環と掛け流しの併用のようだが、源泉の注ぎ口あたりの湯は、アルカリ性温泉特有のぬるっとした肌触りが感じられた。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性高温泉 |
PH:9.3 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年11月 |
HP |
上田市ホームページ |
所在地 |
上田市室賀 |
信州は山々に囲まれたでっかい盆地。日本の他では見られない景色が広がっています。 そんな雄大な景色を見ながら走れる道。たどり着いた先には、この雄大な風景を一望するビュースポット、そして疲れを癒してくれる温泉があります。 日本屈指のツーリングパラダイスが信州です。