林間を走る高原爽快ルート
戸隠バードラインは、善光寺裏手から戸隠へと向かう高原の快走ルートだが、1985年(昭和60年)の地滑りで、一部区間が廃道になってしまい、現在は七曲がりと呼ばれる、超ぐるぐるルートによって長野市街側からのアクセスとなる。
▲七曲がり。ネットに囲まれた面白い道
善光寺側からアクセスすると、まず七曲がりを抜けるのだが、この七曲がりは、防雪の囲いの中、まるで鳥かごの中を走るような感じになる。その名の通り道は曲がりくねっていて、なおかつ勾配は急。にもかかわらず、戸隠から長野市街への通勤路になっているのか、時間帯によっては多くのクルマとすれ違うことになる。交通量もある道としては非常に変わった部類に入るのではないだろうか。
この鳥かごの中の道を抜けると、しばらくくねくねの上りだが、戸隠バードラインに出ると、状況は一変する。
▲アップダウンのあるストレート
▲木漏れ日を浴びて走れて、夏でも清涼感たっぷり
ストレート区間が随所に現れ、林に囲まれた、高原ルートになる。新緑のシーズンはもちろん、ツーリングシーズンと呼ばれる季節には、バイクに乗っていてよかったと実感できること間違いなし。アップダウンのあるストレート区間は特に気持ちいい。
大座法師池からは、戸隠らしいリゾート施設やお店も多く見られるようになる。さらに、鬼無里から通じる県道36号と合流すると、旅館や土産物屋も並び、やがて戸隠神社宝光社に到着する。
正確にどこまでを戸隠バードラインと呼ぶのか不明だが、県道36号の合流地点あたりが終点になるのだろう。しかし、宝光社、中社、奥社と抜けるた後の県道36号も素晴らしい。戸隠神社の参拝を終えたら、ぜひとも信濃町まで一気に県道36号を走り抜けて欲しい。夏のシーズンなら信濃町で焼きたてのトウモロコシを食べるのがおすすめだ。
私の満足度 |
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全長 |
15km |
直近訪問日 |
2014年7月 |
所在地 |
長野市箱清水〜戸隠 |
大迫力の裏見の滝
滝の裏側に回ってみることができる裏見の滝。
落差は30m。残念ながらその全貌を写真に収めることができなかったが、滝壺の雰囲気も、滝の裏側の様子も間近で見られるだけに迫力満点。特に滝の裏側は、天井からぽたぽたとしずくが落ちてきて臨場感がある。
滝までおりる階段は少し急だが、きちんと整備されているので、歩き易い。県道脇の駐車場から滝まで、案内の掲示板には142mとあるが、そんなにあるようには感じられない。
▲10月の雷滝。水量は豊富で轟々と音をたてて落ちてゆく
▲裏側はぽたぽたと水滴が落ちてくる
日本有数の炭酸泉
食事処が併設された日帰り温泉。山道にぽつんと立つ温泉で、建物や浴室などは清潔感漂うきれいなものだが、逆に言うと、どこにでもありそうな平凡なもの。わずかに、浴室入口におかれた行灯型の照明が旅館的な情緒を醸し出している。
▲平屋建てのこぢんまりとした山間の一軒屋
しかし、湯は他にはない特徴を持っている。湯船につかると身体はすぐに気泡に包まれる。そしてしばらくするとまとわりついた気泡はプクプクと水面に浮かんでくる。それほどに炭酸成分がたっぷりと含まれている。それも100%掛け流しではないのにだ。循環掛け流しという方式で、浴槽内の湯を循環しながらも源泉を注ぎ込むというものだそうだ。源泉の二酸化炭素成分は1949mg/Lと豊富だが、浴槽内ではかっても1100mg/Lも含まれていたと、公式ホームページに表示されていた。
この湯につかるとやっぱり保温効果が高いみたいで、10月初旬の夕暮れ時、しばらくの間バイクに乗っても寒さを感じなかった。
湯の色は無色透明、うっすらと濁りがあった。後でパンフレットを見ると茶褐色の湯船の写真が掲載されていた。なぜか理由はわからないが、源泉は無色ということなので湯の鮮度が高かったということだろうか。7日毎に湯を完全に入れ替えると書かれていたので、その日だったのかもしれない。次回行った時に確認してみたい。
入浴料 |
620円 割引券あり |
泉質 |
含鉄・二酸化炭素-カルシウム-炭酸水素塩冷鉱泉 |
低張性弱酸性冷鉱泉(PH:5.94) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2014年11月 |
HP |
二本木の湯 |
所在地 |
木曽町新開 |
こんなユニークな道祖神は他では見られない
▲ユーモラスな顔を、道祖神と刻まれた石碑をしめ縄で飾り付けた作ったもの
▲この場所は「アルプス展望の村大岡」の絶景スポットのひつとでもある
毎年1月7日にしめ縄を使って、飾り付けたこの地方独特の道祖神。だから毎年表情が変わる。ユーモラスな表情がなんとも癒される。道路脇にあり、駐車場も用意されているが、道路を背にして立っているので見逃しやすい。北アルプスの大展望が望める見晴らしのいい高台にあるので、景色も楽しめる。
すっぱい湯
▲秘湯の雰囲気が感じられる佇まい
立地もそうだが、玄関を入ると秘湯を守る会の宿らしい雰囲気のロビーがある。受付で料金700円を払って浴室へ。
旅館自体も、浴室も非常にきれいで、浴室の窓は大きなサッシ窓、その向こうには、沢沿いの木々で覆われている。行き止まりの宿だけに静かな空間が広がっている。
▲離れのようになっている温泉棟
毒沢鉱泉の最大の特徴は、含鉄泉らしい茶褐色の湯とお湯の味。酸っぱいのだ。毒沢鉱泉自体は冷泉で、湯船は加温された湯がそそがれている。その湯船の横に飲泉用の源泉も用意されていて、それがそのまま注ぎ込む小さな湯船もある。
適温にあたためられた湯船に注ぎ込む湯をちょっとなめたら、酸っぱさがほとんど感じられないのだが、飲泉用の源泉を飲んでみる。「酸っぱい」。源泉はすごい! 冷たいけれど、これはやっぱり源泉につからねばならないと、お一人様用と言えるぐらいの小さな、そして冷たい源泉に勇気を出して入ってみた。ゆっくりと腰までつかるところまではなんとかできたが、肩までは我慢できなかった。
源泉は無色透明なままだから、鮮度もいいので、もうちょっとつかりたかったが、1分も持たずにギブアップだった。しかし、源泉の湯船が用意されているのはうれしいところ。諏訪湖周辺には数々の湯があるが、おすすめの一湯だ
入浴料 |
700円 |
泉質 |
含鉄(II)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉 |
低張性酸性冷鉱泉(PH:2.5) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2014年9月 |
HP |
毒沢温泉神乃湯ホームページ |
所在地 |
下諏訪町社7083 |
ゆっくりと走り抜けたい旧街道
中山道と北陸道を結ぶ北国街道の宿駅が海野宿だ。江戸時代初期に整備され、今も江戸情緒の残る建物が並んでいる。
▲車道脇の水路が独特の雰囲気を作っている
ツーリングスポットとしておすすめなのは、まったく交通規制がないので、バイクで堂々と通過できる点だ。平日だったからかもしれないが、ひっそりとして交通量も少ない。
家並みの間に、水路が設けられているのも、情緒があった。建物もよく昔の雰囲気を残している。新緑を駆け抜けるのとはちょっと違うけど、バイクでゆっくりと通り過ぎるとなんとも言えず、いい気分になれる。
5のつく日は本当にりんごの湯
豊野町がまだ長野市と合併する前の平成11年にできた町営温泉で、歴史は新しい。
加水なし、冬の一時期をのぞいて加温もなしの掛け流しの湯が自慢。湯の色は日によって微妙に変わるものの、ほのかな硫黄臭のするうっすらと褐色の湯、リンゴジュースを薄めたような色のことが多い。体毛にはわずかに気泡がまとわりつく。湯温は加温も加水もしないのに、内湯は42〜3度と適温。露天風呂は温め。
お湯はいいのに、残念なのが、露天の囲い。まあ、どこでもそうなのだが、目隠しの壁がせっかくの風景をかくしてしまう。特に低い位置にあり、近くに高い山もないので、青空が見えるだけ。りんご畑に囲まれたいい場所なのに。せめて男湯は目隠しを外してほしい。
面白いのは、毎月5日、15日、25日はりんごが浮かぶ「りんご風呂」を楽しめるところ。
▲2階建ての建物。温泉施設は2階
長野市の今を見せる観光地
JR長野駅から北に約2km、徒歩30分。長野市中心街最大の観光名所は、やっぱり善光寺だ。
▲国宝の善光寺本堂
門前町長野の雰囲気を感じ取るためにも駅前あたりから中央通り(表参道)をとことこと歩いてみるのがおすすめ。門前町長野の姿をもよく表している。商業都市としては、もう一歩の感のある中途半端な活気、冬季オリンピックを開催したなごり、観光地としてあか抜けない雰囲気がそこはかとなく漂っている。
緩やかな坂になり大門交差点からいよいよ善光寺の境内と言える雰囲気になる。門前には信州蕎麦の店も多い。仁王門、山門をくぐり本堂に至るが、仁王門をすぎても食事処や土産物屋が並んでいる。本堂では、なでた場所の病が癒えるびんずる様が迎えてくれる。極楽浄土が約束されるという「お戒壇めぐり」が有名。
▲仁王門をくぐると土産物屋が並ぶ
私の満足度 |
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直近訪問日 |
2015年8月 |
公式HP |
信州 善光寺 |
所在地 |
長野市長野元善町 |
見渡す限りの花、花、花
「一目十万本」「日本一のあんずの里」と言われるあんずの果樹園が、なだらかな傾斜地に広がる。
2014年の4月中旬に訪ねたが、一部には花吹雪が舞うほどの満開だった。あんずってどんな花なのかまったく知らなかったが、桜に似たあわいピンク色。枝にびっしりと花が咲く。桜とは花のつき方が違う。
▲まさに一面の杏の花
▲さくらの花によく似ている
私の満足度 |
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見頃 |
4月上旬〜中旬 |
直近訪問日 |
2014年4月 |
公式HP |
千曲市観光協会 |
所在地 |
千曲市森 |
三十段飾り、千体の雛人形は必見だ
▲1000体の雛飾り。すごいです
毎年、ひな祭りの時期になると三十段のひな壇に、千体のひな人形を飾ることで有名な人形博物館だ。ここは、この人形博物館の他に歴史的建物園、須坂版画美術館も併設されている。『三十段飾り 千体の雛祭り』の時期(例年2月〜4月ごろ)には、3つの施設ともひな人形でいっぱいになる。見学するならこの時期が絶対にいい。
まず、人形博物館だが、常設の世界の民俗人形にはまったく興味を引かれなかった。やっぱり雛飾り。入口を入るといきなり、ひな人形がずらりと並ぶが、これがメインではなく、多くの大きな展示スペースに、写真にある三十段飾りがどーんと待っている。展示スペースはスロープの廊下で結ばれており、メインの展示場を取り巻くように、そのスロープの廊下が配置される。そのため、高い位置から三十段の雛飾りを見ることもできる。こんな場所でなければ見ることのできないスケールの大きな雛飾りは必見だ。5月は五月人形が飾られる。
次は、歴史的建物園。須坂の製糸全盛期に建てられた長屋門をくぐると、移築された「藩医板倉雄碩邸」「旧須坂藩の武家長屋」「江戸末期の町屋」が、並んでいた。どれも興味深い建物ばかり。この時期は、そこにもひな人形が並ぶ。
▲隣接の歴史的建物園
さらに、版画美術館にも三十段飾りがある。その飾りも良かったが、版画の展示がよかった。絵画にはない、版画のぬくもりを感じた。この版画美術館には併設として平塚運一版画美術館と記されている。この平塚美術館の方を見なかったのだが、この原稿を書くために、ネットで調べたら、なんと私と同郷の島根の人だ。今度行ったらちゃんと見よう。
私の満足度 |
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直近訪問日 |
2014年3月 |
公式HP |
須坂市文化振興事業団 |
所在地 |
須坂市野辺1367-1 |
迂回路として通行可能に
▲谷に向かって展望が広がるところも
▲全線、整備された砂利の浮く道。道幅は広い
いつもは通行禁止になっている中日影林道が万座道路の「迂回路」としてたまたま通行可になっていたので、走ってみた。
走り始めるとすぐに未舗装路、道幅もたっぷりで、なぜ、これが解放されていないのか不思議で仕様がないほどよく整備された道だった。まあ、県道112号があればあえて空けておく必要の無い道なのかも知れない。
ジャリは浮いているが、路面はしっかりと締まっており、直線も適度にあり、コーナーもそれほどタイトではない。眺めもよく、新緑に囲まれ、全長8km、楽しみながら走れる林道だ。
私の満足度 |
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全長 |
8km(未舗装区間:8km) |
直近訪問日 |
2014年5月 |
所在地 |
高山村 |
外観が素敵な日帰り温泉
▲正面玄関。野菜の直売所やおやきのお店などが隣接する
▲裏側の外観。モダンな造りになっている
▲展望が効く半露天風呂
▲内湯は木のぬくもりが感じられる
最初の印象があまり良くなかったのと、高山村にはいい温泉がいっぱいあるので、1度行ったきりで、どんな温泉だったか、記憶が薄れてきたので、再訪した。
2度目の蕨温泉は、最初程印象は悪くなかった。お湯は循環で殺菌されていて、露天からの眺めも、なんとか北アルプスが遠望できるが、すぐ前の木々、目隠しの柵に囲まれてぱっとしない。でも、建物自体に趣があるのだ。
お湯は熱からずぬるからず、のんびりとつかることができる。
入浴料 |
400円 |
泉質 |
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 |
( 低張性弱アルカリ性高温泉 ) |
PH:7.90 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年11月 |
HP |
高山村ホームページ |
所在地 |
高山村奥山田 |
ひっそりと佇む名店
浅川ループラインの途中にある絶品おやき屋さん。以前、おやき作り体験をしたことのある店で、その時、土日しか開いてないと聞いたので、いつも通り過ぎるだけ、約3年ぶりの再訪だ。
▲道路沿いにのぼりがあり、それが目印。道をそれてすぐ
▲手作り感漂う素朴なおやき。これがうまい
1個100円で、もちっとした皮も、絶妙の味付けの具もほんとうにおいしい。数は少ないが、私が知る中で一番の味、絶対におすすめだ。
私の満足度 |
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HP |
信州おやき調査隊 |
所在地 |
長野市中曽根3960
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直近訪問日 |
2014年7月 |
四季折々の景観が楽しめる
千枚以上の棚田が広がる姨捨。田んぼそれぞれに月を映す姿が美しく「田毎(たごと)の月」とも呼ばれ、芭蕉や一茶が歌の題材にもしている景勝地。
「おもかげや 姥ひとりなく 月の友」芭蕉
「姨捨の くらき中より 清水かな」一茶 など
この棚田、3つの地域に分かれているて、その中のひとつが「四十八枚田」で、これが田毎の月を映し出した棚田になる。
▲中段から見る千枚田の眺め
▲姨捨公園から善光寺平を一望
棚田も美しいが、眼下に広がる善光寺平の景色がすばらしい。四季折々で変化する棚田の姿と広々とした盆地の眺め、両方が楽しめる。
棚田の上の方には姨捨公園、JR姨捨駅ホームから、さらに一段高い上信越自動車道・姨捨SAから眺めもおすすめ。長野市街のきらめく夜景も必見だ。
ところで、信州では、盆地のことを平と呼ぶ。有名ないところでは、この善光寺平(長野市街)と松本平(松本市街)。盆地と言っても広がりはそんじょそこらの盆地とは桁違い。高原のさわやかさも兼ね備えているように思う。
私の満足度 |
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HP |
千曲市観光協会 |
所在地 |
千曲市姨捨地区
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直近訪問日 |
2014年7月 |
目から鱗、驚きの甘さ
▲甘くて瑞々しいサニーショコラ。これで400円(2014年)
▲道路沿いですぐに分かる。地方発送も受け付けている
信濃町の名産品のひとつがトウモロコシ。季節になると、県道36号線沿いにトウモロコシを売る季節限定店舗が10軒ぐらい並ぶ、トウモロコシ街道が出現する。そのうちの1軒が小林農園だ。
店頭で、とうもろこしを焼き、その横で生とうもろこしも販売する。店の中は、その焼きとうもろこしを食べるためのテーブルが並んでいる。小さな池もあって、涼をとるにも絶好の場所。店頭で焼きとうもろこしを頼むと5分もすれば席まで運んでくれる。
信濃町の美味しい野菜で作った漬け物をサービスしてくれる。そして「これはね、小さいからサービスですよ」と1本おまけしてくれる。2本頼んでも1本頼んでも1本おまけしてくれる。「小さいから…」と言うが、売り物よりはちょっと小さい程度のものがついてくる。今日は2本頼んだので、結果3本がお皿に並んでいる。写真のとうもろこしはサニーショコラ、みずみずしくてとっても甘い。
河原の露天風呂を見下ろす開放感抜群の湯
最初に有名な河原の露天風呂に行ってみた。ここは川岸からお湯が流れ出しているので、河原に適当な湯船を作って、適温になるように川の水とブレンドして入る野趣溢れる温泉、のはずだったが、有名になりすぎたためか、完全に観光地、温泉を楽しむ雰囲気は皆無。そこで、雄仙閣の湯に入った。
▲貸し切りの露天。河原の露天風呂を見下ろせる高台の岩風呂
ちょうど河原の露天風呂から見上げる位置にあるのが雄仙閣、内湯と貸し切り(追加料金なし)の露天岩風呂がある。露天風呂には目隠しがないので川筋を見通せて開放感満点。湯はやや熱め。前面ガラス張りの内湯の方がなぜかぬるめだった。利用客が多いと、露天に入れないこともあると思うので、絶対におすすめとは言えないが、河原でお風呂に入るなら、雄仙閣の露天風呂の方がおすすめだ。
▲ガラス張りの浴室。緑に囲まれている
入浴料 |
500円 |
泉質 |
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 |
低張性弱アルカリ性高温泉(PH:7.69) |
湧出量 |
160L/分 |
源泉温度 |
54.7°C(気温10.4°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2010年9月 |
HP |
栄村観光協会ホームページ |
所在地 |
栄村堺17878-3
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プレハブの素っ気なさがいい
平成7年に湧いた、比較的新しい共同浴場は、田んぼに面した小さな温泉。プレハブ造りの建物で、入口を入ると新聞受けのような料金箱があって、そこに料金を入れる。
男女別の暖簾をくぐると8畳程の脱衣所、その奥に防水コーティングを施しただけという素っ気ない浴槽がある。地元の共同浴場という感じプンプン。虚飾を排した素朴さ、シンプルさが、他の温泉にはあまりない魅力に感じられた。
湯は単純泉。無色透明、無臭で味も無い。
▲源泉掛け流し、無色透明無臭の湯
▲建物はプレハブ造り
入浴料 |
200円 |
泉質 |
単純温泉 |
アルカリ性低張性弱高温泉(PH:8.45) |
湧出量 |
85L/分 |
源泉温度 |
33.0°C(気温13.6°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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初訪問日 |
2014年8月 |
直近訪問日 |
2014年8月 |
HP |
栄村観光協会ホームページ |
所在地 |
栄村堺百合居1226
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雰囲気も湯も最上級の温泉
▲濃い茶褐色の湯
平日のお昼、温泉には先客が1組だけと空いていた。
温泉が注がれている湯船は2つ。大きな湯船がだいたい肩までの深さで、浴槽のふちのところはちょうど座れるように段がついている。小さな湯船は寝湯で寝転がるとちょうどいい深さ。2つの湯船と書いたが、実は2つの湯船はつながっていて、丸太のような木(温泉成分で覆われていてその実際はわからない)が渡されているだけで、
タオルを浸けるとすぐに抹茶色に染まってしまう湯の温度は体感で長湯もできるぬるめ。40度ぐらいじゃないかなぁと思われる。硫黄臭はしないが、湯をなめると塩味をはっきりと感じる。露天風呂はないが、内湯も天井は高く、一方がガラス張りで閉塞感はない。
外観からも分かる通り、木のぬくもりを感じられる建物で、源泉掛け流し、ぬるめの濁り湯につかっていると気分がとてもリラックスできる。
▲木造の雰囲気のある外観
入浴料 |
500円 |
泉質 |
含鉄(?)ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 |
中性高張性高温泉(PH:6.57) |
湧出量 |
55L/分 |
源泉温度 |
45.5°C(気温9.4°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2014年8月 |
HP |
栄村観光協会ホームページ |
所在地 |
栄村堺18210
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隠れ家的な温泉
温泉がしょぼいと思われているからなのか、場所が中途半端だからなのか、地元高齢者のための施設だからなのか、あるいは、まだよく知られていないためなのか、理由は定かではないが、お客さんが少なくて穴場の温泉だ。もう少し我が家から近ければ、のんびりとリラックスしに行くのもいいかもしれない。温泉自体を楽しむというよりは、こころを落ち着ける場所。
▲外観は寂れた感じだが、浴室付近は木のぬくもりが感じられる造り
▲無色透明の湯。前面はガラス張り
冷泉なのでお湯は温められたもの。そのため温度管理はばっちり。この日は40度で、熱からずぬるからず長湯もできる。
建物は、外観より内部が素敵だ。浴室へとつながる廊下は木の香漂う素敵な内装になっている。
入浴料 |
410円 |
泉質 |
単純硫黄泉 |
弱アルカリ性低張性冷鉱泉(PH:8.6) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
12.1°C(気温-1°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2016年7月 |
HP |
戸隠観光協会ホームページ |
所在地 |
長野市戸隠祖山31-1 |
野菜が安い、休憩所も充実の美肌の湯
駐車場はいつもいっぱい。長野市街からもアクセスがよく、人気の日帰り温泉施設がまきばの湯だ。
▲駐車場はいつも一杯。温泉の人気ぶりがうかがえる
▲駐車場から見る長野市街の風景。露天風呂からは、臨む方向がやや異なる
この温泉は、いいところがいっぱいある。
1)露天風呂があって眺めがいい。
2)木造の内湯も清潔感と趣がある。
3)地元野菜や果物が安く手に入る。
4)食堂がある。
5)無料、持込可の休憩所がある。
6)アクセスがいい。
7)珍しいサウナがある。 etc
そして、源泉掛け流し、で美人の湯というのがウリだ。
弱アルカリ性の湯は、皮脂を溶かし、角質層を溶かす美肌効果があり、大概、その効果で湯に入ると肌はぬるっとする。でも、ここはほとんどぬるっとしない。お湯の鮮度がいまひとつなのかなぁ? というのが僕の感想だ。湯温も内湯はちょっと熱めだが、露天は適温。湯温も調整されている感じがする。あくまで僕の感想だ。
露天は、木枠の広々とした矩形の風呂と、岩風呂があり、男女週替わり。開放感も景色もそこそこ。内湯も木造感があっていいのだが、お湯がちょっと不満で、もうひとつ自分の中で評価が高まらない。
でも、休憩所も広々充実、食事施設もあり、適温の湯で広々とした風呂、日がな一日のんびり過ごすにはおすすめの温泉だ。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉 |
(弱アルカリ性低張性温泉) |
PH:7.86 |
この温泉固有の効能 |
きりきず やけど 慢性皮膚病 虚弱児童 慢性婦人病 |
湧出量 |
377L/分 |
源泉温度 |
40.5°C(気温°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2019年7月 |
HP |
大室温泉まきばの湯 |
所在地 |
長野市 |
野趣あふれる混浴露天
▲趣のある入口あり。ただし、冬期は階段が滑りやすいということで閉門されて旅館側の入口からしか入れない。
▲視界は開けないが、自然に包まれた感がmaxの混浴露天風呂。立ち上がると渓流の流れも視界に入る。
県道66沿いに立派な看板があるので、場所はすぐにわかる。そこからトコトコと川に向かって降りていくと、受付、食堂、そして温泉棟がある。
この温泉の魅力は、なんといっても露天風呂。自然の地形を活かして作られた岩風呂。新緑、紅葉、雪景色と四季折々の雰囲気をたっぷりと楽しめる。奥行き17mあるという広さの湯船に、2つの源泉から湯の花漂う100%掛け流しの湯が滔々と注がれている。源泉は50度以上と高温だが、39度から42度に調整されていて、程よい温度の湯につかることができる。入口側から、少しずつ深くなっていて、湯温も若干だが、だんだんと温くなっていく。景色良し、お湯良し最高の露天風呂だ。
特筆すべきは、ここが混浴だということ。内湯は別々で、そこから露天に抜けると混浴になる。すばらしい露天風呂だからか、家族連れ、カップルで利用する人も多い。それだけに男一人では、入りにくいことも…。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
カルシウム・ナトリウム-硝酸塩・塩化物温泉 単純温泉 |
弱アルカリ性低張性高温泉 |
PH:7.9/7.6 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2018年7月 |
HP |
滝の湯 |
所在地 |
高山村奥山田 |
1911年12月にできた日帰り温泉施設。熱々の麻釜の湯を引いた源泉掛け流し温泉なのだが、予想通り普通に入れる湯温に調整されていた。
なにゆえ適温なのか、受付のおばちゃんに聞くと、「地面を通して湯を引いているから」なのだそうだ。「だから水もほとんど加えてない」とも。えっ加水しているのと思ったが、そのあたりは定かではない。浴室に、「加温加水なし、源泉掛け流し」と書かれていたり、「加水の理由 入浴に適した状態にするため」と書かれていたりするからだ。多分、ちょっと加えているのだろう。なんせ源泉が熱い。
ちなみに、内湯は41〜42度のぬる湯と43〜45度のあつ湯の2槽。露天はもうちょっとぬるい感じがした。内湯と露天は源泉が異なり、内湯は無色透明、湯の花はほとんどなし。露天はうっすらと白濁、白と黒の湯の花が漂う湯だった。
外観は湯屋建築、趣のある建物。湯船は外観から想像していたものよりは、小さく感じられた。
▲大湯を連想させる外観
▲ぬる湯(左)とあつ湯(右)が並ぶ内湯
入浴料 |
500円 |
泉質 |
単純硫黄温泉 |
露天:低張性弱アルカリ性高温泉(PH:8.0) 内湯:低張性アルカリ性高温泉(PH:8.7) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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初訪問日 |
2013年10月 |
直近訪問日 |
2013年10月 |
HP |
野沢温泉観光協会 |
所在地 |
野沢温泉村豊郷
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(4)千曲川展望公園からの眺め。善光寺平を一望
(6)聖高原の猿ヶ馬場峠。この前後がくねくねの連続
長野市から松本市へと抜ける道は、国道19号が道もよく距離的にも近いが、バイクなら交通量も少なく、なおかつコーナーも多く、景色も様々に変化する国道403号がおすすめ。今でこそ、国道19号の裏街道的な感じだが、かつては善光寺街道(北国西街道)として重要な役割を果たしたらしい。
国道403号は、聖高原の猿ヶ馬場峠を挟む前後が、高低差のあるくねくねと曲がりくねったコーナーの連続。タイトなコーナーも多いのでペースは上がらないが、右に左にとバイクでの走りを楽しめる。
峠を下り麻績村に入るとやがて田園風景の広がるゆるやかな道へ。途中、滝上峡で道幅はやや狭くなるが、ここまでくると国道19号との合流も間近。
私の満足度:
より大きな地図で 国道403号(千曲市〜松本市) を表示
国道の日本最高地点
▲国道最高地点。標高が高いだけに、荒れた天候になることも(撮影:2011年6月5日)
群馬の草津温泉と長野の渋温泉を結び、国道の日本最高地点を通るスカイライン。約50kmの区間には、様々な風景が広がり、道自体もタイトコーナーあり、高速コーナーあり、アップダウンありと走り自体も楽しい。ただし、標高2000mを超える地点は、天候の変化も激しく、麓が快晴でも暴風雨にさらされることもある。快晴の日を選んで走りたい。
▲志賀草津道路のハイライト区間。国道最高地点から群馬側に下ったところ(撮影:2012年7月31日)
私の満足度
全 長 約50km
所 在 地 長野県〜群馬県
直近訪問日 2015年5月
デザイナーズ温泉!
▲斜面に設けれた建物は全体像がつかみにくいが、モダンな建築
▲渡り廊下ともいえる部分に設けられたギャラリー。明かりの取り方が素敵
傾斜地に建つ温泉施設。浴室は上の方、下の方に休憩室がある。入口は上下それぞれに設けられている。休憩室側の入口から入ると階段を上り、渡り廊下を通り、上段の浴室へとつながっている。最初に訪れた際は、ぜひともこの経路がおすすめ。傾斜に建つからか、パッとみた感じでは、建物全体の印象が掴みにくい。内部の雰囲気から、建物自体の印象を感じとることができるからだ。
天井の高い休憩室、ギャラリーにもなっている渡り廊下、そして脱衣室といずれも、木の温もりを感じさせる建築で、土地の雰囲気にぴったりと馴染んでいる。
お湯は循環と掛け流しの併用のようだが、源泉の注ぎ口あたりの湯は、アルカリ性温泉特有のぬるっとした肌触りが感じられた。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性高温泉 |
PH:9.3 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年11月 |
HP |
上田市ホームページ |
所在地 |
上田市室賀 |
気泡のまとわりつく鮮度に優れた湯
田舎道の途中、突如という感じで現れる温泉地。石畳が整備され、それぞれに趣のある3軒の宿が密集している。その一番奥に公衆浴場の「有乳湯(うちゆ)」がある。
内湯のみの小さな浴場だが、お湯がいい。無色透明の湯はぬるっとした肌触りで、浸かっているとすぐに細かい気泡が体を包む。ぬるめなので、長湯も可能。毎日入りたくなる泉質だ。
▲古風な外観。建物は新しい
▲旅館は3軒と小規模だが、登録有形文化財に指定された宿も建ち、趣のある田沢温泉
入浴料 |
200円 |
泉質 |
アルカリ性単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性温泉(PH:9.6) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年6月 |
HP |
青木村ホームページ |
所在地 |
青木村田沢
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男湯は開放感いっぱい
▲2012年7月にリニューアル。見えているのはガラス張りの水中運動ゾーン
▲温泉の前にはこんな景色が広がる
お風呂から眼下に千曲川流れる坂城の町を一望できる眺めのいい温泉。前方には目隠しの塀など一切無く、展望台で風呂に入っている感覚で最高に開放感がある。それは内湯からも露天からも同じで立地をうまく利用した建物の設計に感動。ただし、それは男湯で、女湯はまったく同じ作りなのに目隠しの塀が設けられているようだ。
景色を堪能できるように作られた大きな湯船は、適温に調整された循環の湯。ただし、五右衛門風呂など小さな湯船は源泉掛け流しになっている。
▲温泉横の道を登っていくと10分かからずにびんぐし山山頂に。展望台もあり、眺めもいい。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性高温泉(PH:6.50) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
44.1°C(気温11°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2016年6月 |
HP |
びんぐし湯さん館 |
所在地 |
坂城町網掛
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戸倉上山田で熱い湯に唯一つかれる公衆浴場
▲早朝4時から営業
▲駐車場には無料の足湯がある
番台のある銭湯スタイルの日帰り湯。湯量豊富な新戸倉温泉、ここもその例外ではないようで、まず源泉に近い温度の熱い46度の湯がジャバジャバと注がれる。そして42度に調整されたボコボクと泡のわく浴槽へ、最後に41度で浅めの浴槽へと流れていく。
真ん中の湯の泡が、弾ける時に超音波を発生し、体を骨からあたためてくれるので、入浴後ポカポカと保温効果が長く続く、それが超音波効果。ちょっとややこしいのだが、公式ホームページの記述を読み込んでみると、その効果を見つけ出したのが、現在の源泉の前に湧き出ていた、気泡が体にまとわりつく湯だったらしいのだ。それが超音波温泉の名前の由来。今の湯船は普通のジャグジーのような気もするのだが、そういわれてみるとポカポカとよくあたたまる気がする。ともあれ46度と熱い湯につかれるのは戸倉上山田の公衆浴場ではここだけ。熱湯好きにはおすすめ。
2020年8月、久々に訪れてみたら、解放感は乏しいが、露天風呂ができていた。また、料金が30円アップしていた。
入浴料 |
380円 |
泉質 |
単純硫黄泉 |
低張性弱アルカリ性高温泉(PH:8.6) |
湧出量 |
– L/分 |
源泉温度 |
47.2°C(気温23°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年8月 |
HP |
万葉超音波温泉 |
所在地 |
千曲市磯部 |
県庁間近でこのロケーション
県庁から約500mにして、源泉掛け流し、渓谷の雰囲気を感じられる裾花川沿いの静かな立地で、大きな露天風呂にゆったりとつかれる本格的な温泉施設。メインの源泉、裾花郷温泉の茶褐色の濁り湯も温泉気分を盛り上げる。残念ながら露天はしきりに囲まれ川を望みながらの入浴は叶わないが、市街中心地にあってこのお湯とこのロケーションは特筆もの。
6時から9時は朝風呂で、比較的空いており、ゆったりと入浴できる。
2階の食堂からは裾花渓谷を流れる裾花川が望み、1階のベーカリー併設の喫茶では焼きたてのパンが味わえる。
▲広々とした露天は、裾花渓谷の緑に囲まれている
▲レストランや宿泊施設もある日帰り入浴施設
入浴料 |
700円(朝風呂480円、21時以降530円)
土日祝日、年末年始などプラス50円、21時以降の割引なし |
裾花郷温泉 |
泉質 |
ナトリウム-塩化物温泉 |
等張性中性高温泉(PH:7.2) |
湧出量 |
1500L/分 |
源泉温度 |
44.3°C(気温15.8°C) |
保玉湯乃華温泉 |
泉質 |
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉 |
低張性アルカリ性冷鉱泉(PH:9.01) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
14.2°C(気温3.5°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年1月 |
HP |
裾花教天然温泉宿 うるおい館 |
所在地 |
長野市妻科 |
信州は山々に囲まれたでっかい盆地。日本の他では見られない景色が広がっています。 そんな雄大な景色を見ながら走れる道。たどり着いた先には、この雄大な風景を一望するビュースポット、そして疲れを癒してくれる温泉があります。 日本屈指のツーリングパラダイスが信州です。