古代ロマン感じる絶景スポット
▲古墳からの眺め
1600年程前、科野の国を収めていた豪族の墓とされる森将軍塚古墳は、道路脇の森将軍塚古墳館から20分程上ったところにある。歴史的史跡なのだが、標高約500mの古墳からの眺めは絶景だ。
古墳まで道路は整備されているのだが、一般車は通行禁止。送迎バス(有料)か、徒歩でとぼとぼと歩いて登る。バスの通る舗装路を登るのもいいが、山肌を左側に回り込むように登る散策路がオススメだ。後半は急なつづら折の道になるが、こちらが近く感じられるし、景色も楽しめる。なにより、登山の雰囲気もある。
▲散策路で登るのがオススメ
▲きれいに復元整備された古墳
平成3年度まで約11年かかって復元された、前方後円墳の森将軍塚古墳は、当時と同じ工法、材料を使ったと謳われているだけに、その全貌が見えるとちょっと感動ものだ。その姿とともに素晴らしいのが、古墳上からの眺め。上信越道が右手、北陸新幹線が左手にまっすぐ貫く、善光寺平を一望する。晴れた日には山際をくっきりと浮かび上がらせる山容が美しい。
森将軍塚古墳館(200円)も古墳内部の様子がわかる展示がなされており、見学の価値はある。
私の満足度 |
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公式HP |
千曲市観光協会 |
直近訪問日 |
2015年3月 |
所在地 |
千曲市屋代 |
食事が充実
戸倉メリーランド白鳥園が、2015年10月27日にリニューアルオープンした。昭和天皇も訪れた由緒ある宿泊施設だった旧白鳥園とは全く趣きを変え、温泉施設とは思えないコンクリートとガラスに包まれたオフィスビルを思わせる建物に生まれ変わった。
▲温泉施設とは思えない外観
▲千曲川の土手から見たところ。眼隠しに覆われた露天風呂が見える
▲2階のエレベーターホールからは千曲川が望める。露天からも立ち上がればこの景色が見られる
1階はカフェと食事処、2階に温泉施設。そして休憩所兼食事処になっている。上下にある食事処だが、2階は麺類中心の軽食系、1階は地元の色を出したメニューも加えられている。1階は入浴に関係なく利用できる。2階がいっぱいの時は、1階を利用すると時間帯によってはすいているみたいだ。
温泉施設だが、内湯にはスモークガラス、露天には目隠しが設けられ、せっかく2階なのに、湯船につかりながら景色が楽しめない。それが非常に残念だ。湯は42度に調整されていて、程よい熱さ。露天には寝湯もあるのだが、これがまた残念なことに、天気のいい日は、眩しすぎるし、肩口から湯が注がれているために、ちょっと肩が注ぎ側にずれると熱い。
湯は無色透明で、かすかに硫黄臭を感じるアルカリ性単純温泉。以前はぬるっとした肌触りを感じられたのだが、鮮度がやや落ちたような印象を受けた。
食事処は、指定管理者が「十福の湯」「湯っ蔵んど」を運営する日本レクシーになったからか、かなり充実している。食事だけでも十分に満足できる。
▲地産地消を売りにする食事処「なないろレストラン」で食べた「おしぼりうどん(980円)」腰がありすぎるうどんは噛む程に小麦の甘味を感じられ、辛味大根の辛味にも決して負けない味を主張している
入浴料 |
600円 |
泉質 |
アルカリ性単純温泉 |
低張性アルカリ性温泉(PH:8.8) |
湧出量 |
-L/分 |
源泉温度 |
34.9°C(気温24.0度) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2015年11月 |
HP |
湯のさとちくま白鳥園 |
所在地 |
千曲市戸倉 |
徒歩30分で別世界の大展望
姨捨の千枚田から望む善光寺平の景色をさらに高地から覗き込むように眺められるのが冠着山(かむりきやま)山頂だ。
さらに、この冠着山からは一部木々に覆われているものの、周囲の山々を見渡すことができる。しかも、その絶景を手に入れるのに、たった30分、整備された山道を登るだけでいいのだ。
▲善光寺平の全体像が手に取るようにわかる
▲戸倉上山田温泉街から聖高原へと抜ける県道498号線の途中にある登山道の入り口「鳥居平」。ここからなら徒歩30分で山頂に
見渡す限りの花、花、花
「一目十万本」「日本一のあんずの里」と言われるあんずの果樹園が、なだらかな傾斜地に広がる。
2014年の4月中旬に訪ねたが、一部には花吹雪が舞うほどの満開だった。あんずってどんな花なのかまったく知らなかったが、桜に似たあわいピンク色。枝にびっしりと花が咲く。桜とは花のつき方が違う。
▲まさに一面の杏の花
▲さくらの花によく似ている
私の満足度 |
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見頃 |
4月上旬〜中旬 |
直近訪問日 |
2014年4月 |
公式HP |
千曲市観光協会 |
所在地 |
千曲市森 |
四季折々の景観が楽しめる
千枚以上の棚田が広がる姨捨。田んぼそれぞれに月を映す姿が美しく「田毎(たごと)の月」とも呼ばれ、芭蕉や一茶が歌の題材にもしている景勝地。
「おもかげや 姥ひとりなく 月の友」芭蕉
「姨捨の くらき中より 清水かな」一茶 など
この棚田、3つの地域に分かれているて、その中のひとつが「四十八枚田」で、これが田毎の月を映し出した棚田になる。
▲中段から見る千枚田の眺め
▲姨捨公園から善光寺平を一望
棚田も美しいが、眼下に広がる善光寺平の景色がすばらしい。四季折々で変化する棚田の姿と広々とした盆地の眺め、両方が楽しめる。
棚田の上の方には姨捨公園、JR姨捨駅ホームから、さらに一段高い上信越自動車道・姨捨SAから眺めもおすすめ。長野市街のきらめく夜景も必見だ。
ところで、信州では、盆地のことを平と呼ぶ。有名ないところでは、この善光寺平(長野市街)と松本平(松本市街)。盆地と言っても広がりはそんじょそこらの盆地とは桁違い。高原のさわやかさも兼ね備えているように思う。
私の満足度 |
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HP |
千曲市観光協会 |
所在地 |
千曲市姨捨地区
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直近訪問日 |
2014年7月 |
戸倉上山田で熱い湯に唯一つかれる公衆浴場
▲早朝4時から営業
▲駐車場には無料の足湯がある
番台のある銭湯スタイルの日帰り湯。湯量豊富な新戸倉温泉、ここもその例外ではないようで、まず源泉に近い温度の熱い46度の湯がジャバジャバと注がれる。そして42度に調整されたボコボクと泡のわく浴槽へ、最後に41度で浅めの浴槽へと流れていく。
真ん中の湯の泡が、弾ける時に超音波を発生し、体を骨からあたためてくれるので、入浴後ポカポカと保温効果が長く続く、それが超音波効果。ちょっとややこしいのだが、公式ホームページの記述を読み込んでみると、その効果を見つけ出したのが、現在の源泉の前に湧き出ていた、気泡が体にまとわりつく湯だったらしいのだ。それが超音波温泉の名前の由来。今の湯船は普通のジャグジーのような気もするのだが、そういわれてみるとポカポカとよくあたたまる気がする。ともあれ46度と熱い湯につかれるのは戸倉上山田の公衆浴場ではここだけ。熱湯好きにはおすすめ。
2020年8月、久々に訪れてみたら、解放感は乏しいが、露天風呂ができていた。また、料金が30円アップしていた。
入浴料 |
380円 |
泉質 |
単純硫黄泉 |
低張性弱アルカリ性高温泉(PH:8.6) |
湧出量 |
– L/分 |
源泉温度 |
47.2°C(気温23°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年8月 |
HP |
万葉超音波温泉 |
所在地 |
千曲市磯部 |
素朴だが、名前が壮大!
▲「国民温泉」のデッカい看板が目印
▲温泉は看板のある建物の奥。この真ん中の通路を抜けて行く
なんとも壮大「国民温泉」という名前の由来は、創業者が「広く大衆の皆様にお役に立つ施設を」という想いを込めて付けたものだとか。建物にも特徴があり、長屋門的?建物を抜けるとそこに温泉施設の建物がある。門を抜けるのがなんともいい感じ。
入口を入ると番台的受付、脱衣所はまさに銭湯。湯量はふんだんで11月に訪ねたときは、シャワーが開きっぱなしで、浴室を暖めるのに使われていた。シャワーから流れ出る湯、もちろん浴槽に注がれる湯は100%源泉かけ流し。床からも湯が噴き出していた。源泉はふんだんにわき出している。
お湯は無色透明、浴槽は楕円形を基本としたタイル張り。浅くした部分もあり、半身浴も楽にできる。温泉銭湯といった名前がぴったりの清潔感ただよう温泉だ。
入浴料 |
300円 |
泉質 |
単純温泉 |
( 低張性アルカリ性温泉 ) |
PH:9.16 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年9月 |
HP |
戸倉国民温泉 |
所在地 |
千曲市戸倉 |
▲昭和天皇皇后両陛下も宿泊された由緒ある施設だが、今は日帰り温泉に
▲庭には岡本太郎の彫刻が。ちょっと素敵
平成17年、市営の日帰り温泉施設としてリニューアルオープン。かつては昭和天皇も宿泊された宿泊施設だった。写真右側に見えるのがその時の記念に植樹された松の木。
内部は、広々としているが、廃業した宿泊施設という寂しさも漂う。浴室は戸倉上山田の日帰り温泉としては最大級。お湯は無色透明、湯温は41度ぐらいでほんのり肌にぬるっと感を感じさせるアルカリ性のお湯。入湯料500円はこの辺りでは高いと感じられるが、お客さんは次々とやって来ている。浴槽への階段も段差が低く、玄関にはスロープが設けられている。バリアフリーを推進しているところも人気なのかもしれない。
入浴料 |
500円 |
泉質 |
単純温泉 |
( 低張性アルカリ性温泉 ) |
PH:8.68 |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2012年11月 |
HP |
千曲市ホームページ |
所在地 |
千曲市戸倉 MAP |
湯の花漂う掛け流し温泉
▲平成19(2007)年リニューアル。内外ともにとてもきれい
内湯にはジェットバス、露天には陶器風呂に加えそれぞれに5〜6人がゆったりと入れる浴槽がある、比較的こぢんまりとした温泉だ。
湯は源泉掛け流しで、湯の花が漂う。ほんのりと硫黄臭が香り、無色透明、うっすらと緑がかっていることもある。本物の温泉を感じることができる。
加温も加水もされていないが、熱からずぬるからずでいい加減。内湯と露天は天候によってか湯温が違っている。
入浴料 |
350円 |
泉質 |
単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性温泉(PH:8.6) |
湧出量 |
78L/分 |
源泉温度 |
40.8°C(気温6°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2018年11月 |
HP |
上山田温泉株式会社 |
所在地 |
千曲市上山田温泉 |
モダンな作りの建物だが、お客の雰囲気は共同浴場的
戸倉上山田温泉には、7つの日帰り入浴施設がある。そのほとんどが銭湯感覚で利用できる。つるの湯もそのひとつ。
▲建物はなまこ壁の趣のある外観
▲休憩所と通路の間の窓ガラスはステンドグラス風
「つるの湯」は、2001年に改装され、なまこ壁の趣のある外観で、中にはステンドグラスも使用された、モダンな雰囲気の建物。ちょっと統一感に欠けるデザインと思われるが、まあ、そこはご愛嬌。バリアフリー化されて施設で、年配の方の利用が多い。
内湯のみだが、前面はガラス張りだ。お湯は硫黄臭のする無色透明の湯、時折うっすらとグリーンがかることもある。湯温は40から41度と適温が保たれている。
持ち込み自由の休憩所あり。シャンプーや石けんは持参か購入の必要がある。受付周辺には、地元野菜の販売などもされており、新しさ、そのモダンさとは裏腹に地域臭が漂う温泉施設だ。
(2019年10月1日より、入浴料は350円に改定されている)
入浴料 |
350円 |
泉質 |
アルカリ性単純硫黄温泉 |
低張性アルカリ性高温泉(PH:8.6) |
湧出量 |
L/分 |
源泉温度 |
44.0°C(気温33°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年9月 |
HP |
千曲市ホームページ |
所在地 |
千曲市上山田温泉3丁目
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宿場の一角にある静かな湯
善光寺街道の桑原宿の通りをちょこっと入ったところにある、2007年12月25日オープンした比較的新しい日帰り入浴施設。建物の外にある竹がシンボル。
温泉は、内湯のみで3層に区切られた湯船。それぞれで泉温が変わるかというと、そうでもなく、だいたい42度ぐらい。無色透明のさらりとした湯だ。残念なのは、循環で、消毒もされていること。畳の休憩室もあって、地元の人たちの憩の場的温泉施設だ。
千曲市には、戸倉上山田温泉があるので、ちょっと辛口な満足度になってしまったが、250円という低価格で、浴室も休憩室も清潔感があり、日々利用するなら、絶好の温泉だと思う。
(2019年10月1日より、入浴料は350円に改定されている)
▲旧桑原宿の一角に立地
入浴料 |
350円 |
泉質 |
カルシウム-ナトリウム硫酸塩温泉 |
低張性アルカリ性温泉(PH:8.8) |
湧出量 |
89.1L/分 |
源泉温度 |
33.0°C(気温0°C) |
私の満足度 |
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お湯 |
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景色 |
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情緒 |
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直近訪問日 |
2020年9月 |
HP |
千曲市佐野川温泉 |
所在地 |
千曲市桑原 |
信州は山々に囲まれたでっかい盆地。日本の他では見られない景色が広がっています。 そんな雄大な景色を見ながら走れる道。たどり着いた先には、この雄大な風景を一望するビュースポット、そして疲れを癒してくれる温泉があります。 日本屈指のツーリングパラダイスが信州です。